第1619話 ■購買意欲支援番組

 最近、家電芸人という言葉がある。家電に詳しい芸人のことだ。これがなかなか面白い存在だ。芸人の別の面を見たような感じが良い。何しろリアリティがある。これが家電アイドルではいけない。メーカーの紐付きのようだから。

 芸人の新たな起用方法として注目して良さそうだ。不景気でモノが売れない時代なのだから、このような芸人の一面を訴求しながら、モノの効果を訴求して、視聴者の購買意欲を煽るような番組として期待できる。扱う家電はAVも良いけど、あまり情報のない、白物家電の方がありがたくて面白い。

 実際に電気代の安いエアコンはどれか?。実際においしい炊飯器はどれか?。縮まない(縮みの少ない)洗濯乾燥機?。スチームレンジはどれが良いか?。実際に買うときには店員の話を参考にするのだろうが、本当に詳しいのかは疑問が残る。深く追求すると彼らもすぐにボロが出る。

 かと言って、テレビショッピングのように、その番組で商品を売ってはいけない。情報だけをインプットして、どこで買うのかは視聴者が決めれば良いし、価格もそれぞれだ。雑誌やインターネットで出回っている情報をもっとテレビという媒体に露出させた方が良い。

 温泉やグルメといった番組よりも、よっぽど経済効果は高いと思う。視聴率が取れるかどうかは微妙だが、番組で商品を扱ってもらおうと、スポンサーは付くのではなかろうか?。

(秀)