第1668話 ■サザエさんちの地デジ対応は??
いつからかはっきり分からないが、気がつけばアニメ「サザエさん」の映像がワイド画面対応になって、絵もずいぶんきれいになった。以前はワイドテレビでは左右が欠けていたが、今ではアナログ放送の画面で上下が欠けるようになっている。
こんな感じで番組自体は、すっかり地デジ放送への対応を済ませているわけだが、話の中に出てくるサザエさんち、磯野家のデジタル化は遅々として進んでおらず、茶の間には昭和40、50年頃の木目調のテレビが置いてある。あのテレビは当時わが家にあったテレビと同じで嬉しかった。東芝のテレビは高寿命だなあ、と驚いてしまう。同様に電話機は黒電話のままだ。東芝という家電メーカーが番組スポンサーでありながら、先進の家電品が出てこない。
いくら高寿命なテレビであっても、アナログ波が止まってしまえばテレビは映らなくなってしまう。果たしてこのとき、磯野家のテレビは地デジテレビになるのだろうか?。それともあくまでもブラウン管テレビにこだわり、昭和の風景を描き続けていくのだろうか?。
サザエさんに出てくる人々は何年経っても年を取らない。そこでは時間が止まっているというお約束になっている。その前提によれば、テレビはやはりブラウン管テレビのままでないといけない。
同様の理由で、今あるアニメのほとんどは時間が止まっている前提であれば、テレビはブラウン管のままというのが正しい。
(秀)
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