第358話 ■常時接続というおもちゃ

 「フレッツ・ISDN」サービスを申し込んだはいいが、NTTからの連絡は6週間後であった。それからサービス開始までにはさらに10日間。住んでいるところが新たなサービス対象エリアとして受付を開始した当日に申し込んだにも関わらず、この有り様である。「大変盛況で、...」とNTTは言っているが、単に対応する人員配置がうまくできないだけのような気がする。その証拠に、NTTも人員削減をやるようで、はたして余剰人員は何をしているのだろうか?。とにかく、同じように「フレッツ・ISDN」を申し込んで、開通を待っている人がいたら、「106」番に電話して、「まだですか?」と言ってみるのが良い。ちょっとぐらい早くなるような気がする。(経験談)

 そういうわけで、無事我が家にも常時接続環境がやって来たのは、9月も下旬に差し掛かっていた。雑誌での料金比較によると、月に45時間以上使う場合でないと、他の料金サービスプランを利用した方が安いと紹介されていた。確かに計算上はそうかもしれない。しかし、23時のテレホーダイ開始を待って接続を開始すると、睡眠時間に影響が出て、健康に良くない。おまけにテレホタイムになると回線のパフォーマンスが一気に落ちてしまう。

 それと何よりも常時接続環境が欲しい理由は「子供にもインターネットの面白さを教えたい」という願望による。テレホーダイでは無理な話だ。先日の7,000円パソコンは家族共用パソコンとしてリビングに置いてある。会社にPostPetでメールがやって来るようにもなった。きっと10年後、いや5年後か、こんな家庭が相当増えるような気がする。やがて子供が大きくなって親子の会話がなくなっても、メールのやり取りだけは続いているかもしれない。中にはそんな状態を批判的に見る人がいるかもしれないだろうが、とりあえずパソコンを生活の一部として使用する実験をやってみようと思っている。