2000年1月

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第181話 ■コタツパソコン

 やはりコタツは良い。冬はやはり炬燵が最高に気持ち良いのだ。書斎にはそこそこのスペックのデスクトップのマシンがありながらも非力なノートPCをコタツに持ち込み、原稿を書いている。日本でノートPCが歓迎されるのは、書斎がない、机がない、といった […]

第180話 ■天狗なわけじゃないけれど

 「俺の友達に凄いやつがいるんだ」と、さも得意そうにその友達の武勇伝を語り出す人がいるが、凄いのはその友達であって、語っている君は別に凄くも何ともない。ホームページやメルマガの中に他人のコンテンツに依存したものが多く見受けられる。「他人のホ […]

第179話 ■虚言癖

 風邪の季節である。通勤途中の電車の中でもマスクをしている人の姿が目につく。私の目の前で座席に座っている髪の長い女性もマスクをしている。季節外れの怪談話で恐縮だが、「口裂け女」のことを思い出した。  口裂け女のブームは1979年のことで、も […]

第178話 ■金八先生の危機

 金八先生が辞職の危機である。去る1月6日のスペシャル放送の最後に金八先生が体罰教師となり、校長に辞表を提出した。事件の顛末は、ざっとこうである。3学期が始まり、生徒達が集まった教室にデイサービス(日帰り介護)センターの大西さん(彼は桜中学 […]

第177話 ■ちりとり

 私が中3のときに、学習指導要項の改定が行われ、その年から男子生徒も家庭科が、女子生徒も技術科が、僅かな時間数ではあるがカリキュラムに組み込まれ、私達は久しぶりの調理実習を体験した。メニューは「チキンライス」。しかし、先生が男子生徒では、ご […]

第176話 ■電子ブロック

 このタイトルで、ある人は感涙にむせぶだろうが、それ以外の人にはちょっと「?」かもしれない。「電子ブロック」とは学研が販売元の小学校高学年を対象にした電子知育玩具である。ブロックの内部に配線とトランジスタやコンデンサなどの電気部品を配し、そ […]

第175話 ■お年玉の行方

 正月三が日を過ぎた頃から、冬休みの宿題の残りが気になりながらも、それ以上にもらったお年玉の使いみちのことで頭の中は一杯であった。何を買うかなどは既に前の年の終わりまでに決まっていながらも、それを実際に手に入れるまでの時間が楽しいのも事実で […]

第174話 ■退屈の原因

 明けましておめでとうございます。  年末年始も働いている人には申し訳ないが、正月というのは結構暇で退屈である。しかしながら、時間の流れは万人に共通で、1週間という休みも思ったよりは早く終わり、また執筆再開である。今年も宜しくお願いします。 […]