禁煙、禁酒にダイエット。けど、この場所でなら吸っても良いよ、飲んでも良いよ、食べても良いよ。そんな例外だらけのルールだったら、禁煙中・禁酒中・ダイエット中、などとはもはや言えないはず。

 長崎の出島は今風に言えば、貿易特区とでも言うべきか。そもそも国を閉じてはいなかった。黒船が来るらしいという情報もここのオランダ筋から事前に幕府には伝えられていたらしい。確かに、それ以外の一般民はさぞ驚いたことだろうが。

 また、幕府は「鎖国令」など出していない。何故なら当時、「鎖国」なる言葉が存在しなかったからだ。教科書的な、いわゆる「鎖国」が始まったのは、17世紀の半ばのことだが、「鎖国」という言葉が生まれたのは、19世紀のはじめのことで、150年程の時間差がある。 最近の歴史の教科書では、「こうしていわゆる鎖国の状態となり」と記述している。言葉そのものが当時存在しなかったし、完全に国を閉ざしていたわけでもないから、「いわゆる鎖国」だとか。鎖国はなかったというのが本来は正しいかも。

 ついでに言うと「士農工商」という身分制度もなかったらしい。自分たちが学んだ歴史は何だったんだろう??

(秀)