第1188話 ■自粛&謹慎

 芸能界の自粛・謹慎騒ぎについて。暴力沙汰の島田紳助がブラウン管(お金持ちなら、プラズマとか液晶とか書くべきか?。ややこしい時代がきたもんだ)から消えて久しい。かなりのレギュラー番組を持っているが、それぞれ代役でしのいでいる。「史上最強の弁護士軍団」とやらよ、助けてやれ!。きっと紳助は復帰後に最強の弁護士軍団が役に立たなかった、というのをネタにすることだろう。とりあえず、年明けまでは謹慎が続くのだろう。彼の経済的損失は如何ばかりか?。

 一方、詩の盗作騒ぎで芸能活動自粛中の安倍なつみ。随分以前から自分が気に入った詩などを書き溜め、それをちょっといじった程度で自分のモノとして世に出してしまった。スポーツ新聞の芸能欄ではわざわざご丁寧に彼女が発表した詩とオリジナルの詩を並べて掲載し、その盗作振りを説明していた。

 「安倍なつみと行くクリスマスハワイツアー」に参加を申し込んでいた友人は一連の活動自粛でツアーが中止になったと嘆いていた。きっと休暇も取って備えていたことだろう。今回の盗作騒ぎで最も悪いのが彼女自身であるのは間違いないが、彼女の所属事務所の責任も甚大である。プロの事務所が著作権に関するリスクに備えていなかったのである。彼女が自作として詩を出すにあたってそのオリジナリティについて確認をしておくべきだった。

 「娘。」のメンバーのまま、ソロ活動などしなければこんなことにはならなかっただろう。「娘。」を卒業してソロとしてやっていくことが生み出した皮肉だ。彼女はうまく芸能界復帰を果たすことができるだろうか?。こんな事務所が彼女の復活のためにどんなストーリーを用意できるというのか?。

(秀)