第1330話 ■農水大臣
防衛大臣に続いて、農水大臣が次に話題とは、いったいこの内閣はどうしたもんだろう。赤城農水大臣の事務所費問題。いろいろと釈明が横行しているが、国民の多くはこの釈明が口裏合わせであると判断しているに違いない。やはり事務所の実態なんかなかったと思う。報道によるとコピー機もないらしいじゃないか。大広間があって人が集まっていたことが事実であったとしても、恒常的な事務所として機能していたとは到底思えない。
松岡前大臣の後任がこれでは笑い話にもならない。閣僚にならない政治家にはこんなやつらがうようよいると言うことだ。唯一の立法機関の人間のコンプライアンスがこんなレベルで良い訳がない。実家だけではなく、妻の実家までも事務所として届けていたらしい。これはもう悪質な確信犯だ。
ところで何故安倍総理は毎回のごとく問題の大臣をかばうのだろうか?。大して調べてもなかろうに、すぐ「問題なし」と発表する。罷免するとか、更迭するといったことをしない。ここが彼が危機意識がないと言われる理由である。それでいて、当事者が辞任を申し出た場合はそれを了承する。結局は大臣をかばっているのではなく、自分の保身のためにそうしているとしか思えない。安倍総理は現時点で勝敗ラインを明らかにしていないし、選挙結果の責任についても明らかにしていないように、保身に汲々としている。だから、いざその時がきても自らの意志で退陣することができないのではなかろうか?。
どうせこの騒ぎは参議院選挙における自民党の大負けによって安倍内閣が崩壊することで幕引きになることだろう。けど、参議院で野党が過半数を制したら、ぜひ赤城農水大臣(もうそのときは大臣ではなかろうが)を参議院で証人喚問してほしい。
(秀)
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