第1392話 ■テレビ番組枠は2時間まで

 早いものでもう12月。今年も残り1ヶ月となった。個人的には賞レース、「まぐまぐ大賞」の部門賞の行方が気になり、宝くじの高額当選のごとくあきらめながらも妄想している。投票よろしくお願いします。

 さて、そうこうしている間に、じきに年末年始だ。今年も特に予定がないため、例年のようにテレビと過ごす正月に違いない。ところが最近は面白い番組がめっきり減ってしまった。それでもレコーダーを回しながら、とりあえず録画なんてしてしまう。かつては正月が終わると何本ものビデオテープが山積みなったもんだが、最近はHDDの中とさっぱりしている。

 溜まった番組を見始めると、これは年末年始の番組に限らず、大概の場合、短いやつや軽めのバラエティ番組から先に見ていく。そして最後の方に長いだらだらとしたバラエティ番組やドラマ、映画が残る。そう言えば、昔の長時間番組と言えば、1時間半というのが普通だった。

 録画などせず、放送中にだらだらと見てしまうならまだしも、改めて録画したものを、例えば3時間見るとなると、結構な覚悟がいる。そんなにまとまって時間を割くことが難しいし、途中で見るのを一時中断できるくらいのものなら、それほどの番組ではなかったり。やはり、適当な尺としての時間は2時間が限界のように思える。それ以上になると相当つらい。

 というわけで、録画しておきながら、見ないで消してしまう番組も相当ある。特に年末年始は番組時間が長いものが多いので、この傾向が強まる。ビデオが普及する前はそれでもだらだらと見てくれる人がいただろうが、ビデオの文化が普及して視聴のスタイルも大きく変わったはず。やたら豪華で、だらだら見るのを避けて録画して大事に後から見ようなんて思うと、かえってそれが、見ない番組になってしまう。

(秀)