第1397話 ■月曜日の憂鬱(2)

 月曜日の朝、「会社行くの嫌だなー」という話をしたら、そう思っているのが私だけではないと分かって、ひと安心。随分前、「月曜日の憂鬱」というタイトルでコラムを書いた(191話)。今回はその更なる考察。

 月曜日の憂鬱ってやつは、実は日曜日に始まっている。夕食を済ませた頃からの場合もあれば、夕方前からでもこれから何か新しいことを始める気にならない時間からの場合もある。「休みが終わった」とか、「休みが終わる」というタイミングだ。これに「あー、今日も何もしなかった」が加わると、空しさも加わり、明日へのエネルギーなど湧いてくるはずもない。

 いっそのこと、日曜日の夜は平日の夜のように振舞うのが良いのではないかと思う。しかし困ったことに、テレビ番組も日曜日の夜はトーンが低い。おまけに番組も早く終わってしまう。日曜日の夜にパーッとテンションが上がる様な番組をやって欲しいもんだ。そこで平日に録りためたビデオを日曜日に見ることにした。最も気に入っているドラマも放送日に見るのを我慢して、このときに見ている。他にもお笑い系の番組も日曜の夜に見ることにした。本当はそんな番組を日曜日の夜に放送して欲しいということだ。

 私はこうして意識的に日曜日の夜を平日の夜と同じ感覚で過ごすようにしてみている。だから月曜日にリリース予定のコラムを日曜日の夜に書いている。

(秀)