第1494話 ■SPAM

 私のプライベートのメールアドレスには、日々約300通のメールが届く。ただし、その約97%はSPAMメールだ。メルマガを発行したり、Webサイトでアドレスを公開しているからだろうが、これらを仕分けし、削除していくのは結構面倒なことだ。

 以前はSPAMと判断したメールはサーバ側で自動的に削除するように設定していた。ところが、実際には大事なメールがSPAMメールと判断されて手元まで届いていなかったりしたが、このことにすら気づいていなかった。挙げ句には、会社から自分あてに送ったメールすら届かなくなってしまって、ようやくこの自動削除の怖さに気が付いた。。

 今はサーバのホスティングサービスでフィルターを掛けてSPAMメールかどうかを機械的に判断させ、フラグ付けを行うことにしている。そして、メールソフトでパソコンに受信した際に、自動的にこのフラグを見て、該当メールをゴミ箱に直行させているが、そもそものサーバ側での判断ロジックが分からないし、細かな設定ができないため、最終的にはゴミ箱の中のメールを目視で判断するしかない。そして判断が終わったら即ゴミ箱を空にしておかないと、次の判断が面倒になる。

 送られてくるSPAMメールの90数%が英文である。バイアグラの販売やコピー商品の販売が多いようだ。残りが日本語で、たまに中国語らしい意味不明なメールも届く。日本語の場合、ほとんどが出会い系かアダルト情報である。法律で義務付けられた、件名への「未承諾広告※」の言葉など、もはやどこにもない。かと言って、これらを法律で一斉に取り締まるとなると、代理登録のメルマガにも影響が出るのではないかと危惧する面もある。

 こうなると、私のメルマガはちゃんと読者の手元へと届いているのかが気になる。SPAMメールと判断されてサーバ時点で削除されてはいないか?、メールソフトのゴミ箱に直行させられてるのではなかろうか?、と。めでたく届いていても、読んでもらえているのか?。「皆さん、確認してください!」と言ったところで、肝心のメールが届いていなかったり、読んでもらっていないと意味がない。

(秀)