第1500話 ■1500話達成

 1500話である。本当は先週金曜日のコラムでそうなる予定だったが、普通に書いたのではしょうがないと、入れ込みすぎてあれこれ悩んでいるうちに、その日のコラムを休んでしまった。プロ野球で1500本安打の記録が掛かっていて、今日か今日かと思って待っていたら、その日は凡打続きでとうとう記録が出なかったような感じだと思う。せっかくなので次の目標は2000話ということで、ヒットの数だったら名球会入り並みのところを目指すことにしよう。

 思い起こせば9年前、ほんのちょっとの思いつきで始めて、こんなに続くなんてさらさら思っていなかった。それが100話を超えたところあたりから、あれよあれよと話は続き、開始から4年で1000話を達成した。達成感は十分であるが、これを機にやめるのも何なのでそのまま続けることにしたが、そこからは急にペースが落ちてしまって、さらなる500話に5年掛かってしまった。ここ数ヶ月からは心を入れ替え、また平日日刊のペースで来ているので、あと2年もすれば2000話を迎えることになるだろう。無事だったら。

 当初は私の記憶を書き残しておこうということで始めた。だから当初は懐かしい話が中心だった。ところが次第に社会ネタを扱うようになり、今では懐かしネタは一通り書き終えてしまって、何かのきっかけで思い出したときぐらいにしか、懐かしネタは書かなくなった。資料で調べただけのものなどについては書かず、必ず自分の体験と結びつけ、主張を交えて書くことにしている。

 スタート当初は家族に内緒で書き続けていたが、いつしか家人の知ることとなり、今では子供たちもコラムのことは知っている。既に私のライフワークとなった「秀コラム」。いったいどこまで自身で続けることができるだろうか?。1万話を目指すとなると単純計算で私は80歳半ばに達している。定年で暇ができたら1日2話ぐらい書いていけば、70歳くらいまでに何とかなろうか?、と考えたりしている。

 「秀コラム」の「秀」は私の苗字に由来している。いずれ後継者に引継ぎ、代々続いて欲しいと今から考えていたりする。まずは中継地点を通過したということで。

(秀)