第1638話 ■廃盤音源の流通を

 ただいま、ツタヤの旧作レンタル半額キャンペーンということで、いつも利用している店舗とは別の店舗までもまわって、いろいろと借りている。最初はDVDを借りるつもりだったが、実際に店に行くと音楽CDを借りてしまっている。DVDのコンテンツとなると、それほど店舗の差というものはないが、音楽CDの品揃えとなると、店の規模によりその差が大きい。

 新しい音楽CDならば、それほど店舗による差もないと思うが、私が探しているのは古いアルバムばかりで、都内の大規模店を狙う。かつてレコードで持っていたものがCD化されている場合はそれを探しているが、今となっては結構廃盤になっていたりする。そして、オリジナルアルバムではなく、そのアーティストのベストアルバムやオムニバスとなって、CDになって残っているケースがある。シングルや有名な曲ならこれらにも収録されているが、オリジナルアルバムにしか収録されていない曲にたどり着くことができない。

 インターネットのおかげで、今は既に廃盤になったオリジナルアルバムのCDも中古品として何とか探し出すことは可能なご時世である。しかし、価格的に手が届かなかったり、今いち購入への踏ん切りがつかない価格だったりする。

 そこで提案。廃盤になった音源を有料で良いから、音楽ファイルとして提供してもらえないかと。既に音楽ファイルのダウンロードサービスのインフラはあるので、それに載せて欲しい。書籍の場合は復刻するにも印刷代や流通費が掛かるが、音楽ファイルのダウンロード流通ではこのあたりの費用やリスクが回避できる。

 以前、廃盤になったCDをオンデマンドによりCD−Rで販売するサービスがあって、利用したことがある。確かに重宝したが、このサービスはその後なくなってしまった。今となっては、ファイルのダウンロードの方が何かと便利であるのは間違いない。版権を持っているレコード会社などで検討してくれないかな。

(秀)