第1698話 ■マンモス悲ピー

 今朝の芸能ニュースの一番の記事は大原麗子の死亡ニュースだったが、その一方で、依然姿が見つからない酒井法子について、長男が見つかったという話題にも触れていた。この時点まで、彼女は夫の逮捕で姿をくらました悲劇の妻、というポジションだった。ところが昼頃からだったが、事態は一転し、彼女は覚せい剤所持の疑いで逮捕状が請求された容疑者へと変わってしまった。

 自宅への家宅捜索で微量の覚せい剤と吸引器具が見つかったらしい。現在酒井容疑者は夫と別居中であるため、捜索を受けた自宅というのは彼女と長男が住んでいるところだ。だから彼女の所持が裏付けられる。しかも、夫が逮捕された際に立ち会って、本人も警察への任意同行を求められたそうだが、彼女はパトカーには乗らずに、夫が「社長」と呼ぶ、謎の男の車に乗って、そのまま姿をくらませてしまった。失踪どころか逃走だった。しかも相当に準備をしていたとの報道もある。夫が「妻も覚せい剤をやっている」と自供しているらしい。それを受けての家宅捜索だったのかも知れない。

 「そう言えば最近の酒井法子は激ヤセしていたよ」とは、我が家人の弁。芸能界の薬物汚染がまさかこんなところまで来ているとは驚かされた事件だった。押尾学の合成麻薬に比較して、酒井法子の覚せい剤の方が罪は重い。逃げていることが裁判にも少なからず影響を与えることだろう。両親とも覚せい剤で逮捕されては、長男がかわいそうずぎる。別に私は酒井法子のファンではないが、とりあえず、タイトルで最上級の悲しさを表現してみた。

(秀)