第1744話 ■レコーダーがサーバーになる日

 かねてから、溜まりに溜まったDVDを何とか効率良く管理できないかと思っていた。できればDVDからファイルとして動画を抜き取り、それをサーバーで管理できないかと何度か試みた結果、ようやくそのやり方が分かり、暇を見てはライブラリづくりに励んでいる。DVDの形式によっては、一旦DVDの内容をHDDに書き戻しての作業とやや面倒であるが、いずれ大規模ライブラリが完成することを夢見て作業を続けている。

 DVDをそのままの品質でMPEG2のファイルに変換し、それをファイルサーバーへ保存していく。そのファイルサーバーがDLNAのサーバー機能を持っていて、ネットワークに接続されているテレビやパソコンからこれらのコンテンツを再生して視聴できる。ビデオサーバー化計画に見通しが立った時点で、DLNA研究のための投資として、地デジテレビを新たに購入した。(DLNAについては私の過去のコラムかネットで検索して欲しい)

 そこでまた新たな別の考えも閃いた。ブルーレイレコーダーの中にはDLNAサーバー機能を持ったモノも有る。例えば、リビングのテレビに接続されているレコーダーに録画したコンテンツを他の部屋にあるテレビから見ることができる。しかも、画質がDVD品質どころか、ハイビジョン形式で録画したコンテンツ(逆にハイビジョン形式でないとサーブできない機種もある)が遠隔視聴できる。

 私がDVD化したり、今回ビデオサーバー化しているコンテンツの殆どはスカパーやWOWOWでの放送を録画したものである。だったら、ファイルサーバーなどを使わずにレコーダーをビデオサーバーの1つとして、そこにコンテンツを溜め込んでいけば良いのではないかと、思い立った。2テラバイトのレコーダーともなると、そこそこ録画できるだろうし、それが一杯になったら不要なものを消していって、それでも一杯になったら、またもう1台レコーダーを買えば良いだろう。

 そんな訳で既存のDVDのファイルサーバーへのライブラリ化と並行して、これからのコンテンツの録画用として、DLNAサーバー機能を持ったの大容量レコーダーを自分専用として欲しい。さらに、複数台のレコーダーをラックに順に並べて、並列のビデオサーバー化を夢見る。飛躍しすぎか??。リモコンの使い分けが面倒くさそうだなあ。

(秀)