第609話 ■祝日の意義

 10月10日(水)、雨。そうだ、今日は「雨のウェンズディ」なんだ。10月10日は晴れの特異日だったはずなのに、体育の日の座を追われて3年、そのパワーも尽きてしまったのか?。しかし、晴れの特異日というのは思い込み(思い込まされ)で、統計的には必ず晴れる(少なくとも雨は降らない)というものではないことが証明されていた。

 ご存知、体育の日は昭和39年の東京オリンピックの開会式にちなんでいる。その2年後の昭和41年に「建国記念の日」と「敬老の日」にあわせて法制化されている。ところが「ハッピーマンデー」とやらで、10月の第2月曜日に変更になった。同様に「成人の日」も1月15日の固定から外された。

 次は「海の日」と「敬老の日」が平成15年からハッピーマンデーに追加されることが決まっている。老人が増えていく割には(逆に増えていくせいか)、敬老の日の重要性が薄れてきているような気がする。今回の祝日法改正では「老人は毎日祝日のようなものですから(、日にちが変わろうが影響がない)」と乱暴な事を言う某女性大臣(T大臣ではない)もいた。

 ちょっと待て。祝日にはその日に意味があって制定されたはず。それが毎年変わってしまっては本来の意味が損なわれてしまうではないか。そのくせ、建国記念の日や文化の日といった、旧憲法下での祝日は大事にしている。ところで、9月15日が敬老の日である理由って何だっけ?。

(秀)