1999年10月

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第134話 ■たいやきやいた

 今回のタイトルは回文である。たいやき型のモナカアイスを食べながら思い出した。「一度だけたいやき焼いたことがあったなあ。それも大量に。よし、コラムに書こう。タイトルは『たいやきやいた』だ」。ざっと話は12年程前の大学時代に遡る。  うちの大 […]

第133話 ■納豆的達人

 おそらく10年ぐらい前のことだと思うが、はっきりといつ頃だったか特定できない。金曜日の夜11時から、TBSの30分番組で「噂的達人」というのがあった。司会は小堺一機と山口美江で毎週一人のゲストが登場し、そのゲストがもう一つの顔として、さも […]

第132話 ■ゲルショッカー

 金融ビッグバンなんて言葉が聞こえて来た時には、外国企業の参入や自由競争という言葉が飛び交った。為替の両替も自由化され、「ドルで買い物ができる」なんて話も出たがいったいどこに行ったのだろうか。結局利用者には何の利益もないばかりか、公的資金で […]

第131話 ■有は無である

 オウム真理教の被害者となった当時大学生の遺族の妹が千葉の自宅から何者かに拉致され、名古屋で解放されるという事件が最近起きたが、この女性の供述内容には曖昧な部分が多く、実はこの女性の狂言であったことが判明した。「クロロホルムのような匂いの薬 […]

第130話 ■おまけの魅力

 インターネットのバナー広告で、「仮面ライダーチップス発売」という、カルビーの広告を目にした。早速そのバナーをクリックしてみると、懐かしいあのパッケージにカード付きで復活しているではないか。ただ、中身はスナックではなく、ポテトチップスになっ […]

第129話 ■ワイドショー報道批判

 「知る権利」や「報道の自由」と言うと、いかにも反体制的で弱者の味方のような聞こえ方をするが、最近の報道、特にワイドショーの事件報道は下衆な「覗き見趣味」に走ってしまっている。最近は一般のニュースにおいても犯人の周囲には青いビニールシートが […]

第128話 ■電波時計 つづき

 自動巻き時計の恐いところは、一旦止まっておきながら、知らぬ間に再動作する事である。どのくらいの頻度でこのような事が起きるのかは分からないが(実際はそう起こる事ではないだろう)、こんな話を聞いた事がある。飲みに行った帰り、時計を見ると「なん […]

第127話 ■電波時計

 書くネタが尽きたので、今回は自慢話でお茶を濁すことにしよう。’92年頃だったと思うが、ある情報系雑誌(DIMEとかMONOマガジンとかのことね)でその腕時計を見た。「欲しい!」。けど値段は10万円。すぐに買える金額でない。雑誌 […]

第126話 ■占い中毒

 相変わらず私の周りにも占い信奉者が後を絶たない。よくよく彼女たちの主張を聞いてみると、占いが科学的である必要などなく、「何故だか当たる」といった、オカルティックな部分に価値を認めているらしい。占い屋に行って座るやいなや、「あなたは何か悩み […]

第125話 ■起業家教育

 日曜日の夕方のニュースで子供向けの「起業家養成塾」というものを紹介していた。事件などのニュースを一通り伝えた後の「特集」などと呼ばれるコーナーでのことである。その塾というのは幼児を対象に週に1コマ75分の授業を施しているらしい。講義の内容 […]