2000年9月

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第345話 ■怒ると叱る

 98年公開の映画で「てなもんや商社」という作品があるが、この映画の中で、怒るという事を実に興味深く表現していたので、そのことを紹介したい。前置きだが、この映画の主演は小林聡美で、中国を相手にした小さな商社を舞台に、彼女の上司、華僑の課長を […]

第344話 ■おせっかい

 今クールのドラマで目につくのは、主人公の「おせっかい」ぶりである。「Summer Snow」の夏生(堂本剛)は、たぶん地のキャラクターもあるだろうが、面倒見の良い兄貴を演じるにあたり、かなりおじさんが入っている。「花村大介」の大介(ユース […]

第342話 ■法の下の平等

 「法の下の平等」。人は法の下では性別、身分、門地、思想など差別されないということだと思うが、実際はそうとは思えないことが多い。いざ、賠償となると人間の値段がその人の収入や将来性に応じて査定されることとなる。大学の時、法律の授業で教官から興 […]

第341話 ■視聴者の欲望

 しばらく、視聴者参加番組がほとんど姿を消し、冬の時代と言うべき状態があったが、最近はまた復活してきたようだ。しかし、その傾向はかつてのクイズ全盛の頃と比べるとかなり趣が違っている。以前は法律の枠も有り、賞金額も100万円が上限であった。確 […]

第340話 ■最寄り駅

 「どこに住んでる?」、「どこに住んでますか?」と聞かれることがある。別の会社の人との酒の席でこんなことを聞かれることが多い。一応答えるが本心では「そんなことを聞いてどうする?」と思っているので、答えた後にその相手に聞き返したりはしない。会 […]

第339話 ■森君のボランティア観

 「小中高生に奉仕活動を義務化?」という報道が目に飛び込んで来た。首相の私的諮問機関である「教育改革国民会議」がこのような方針を出し、政府与党が次回の通常国会に提出するというものであった。彼らはいったいどのような活動をするのだろうか?。清掃 […]

第338話 ■作りおき

 仕事で外出したときは駅でカレーを食べることが多い。東京駅や新橋駅の構内にある、JR経営のカレースタンドである(新橋駅のものはエレベータ工事のため現在はない)。時間がないときは助かる。値段もリーズナブルだし。オーダーはハンバーグカレーと決ま […]

第337話 ■カードゲーム

 かつて少年だった私にも理解不可能な子供の遊びがある。カードゲームというものである。「遊戯王」カードゲームが今流行っているようだ。基本はカード5枚が袋に入って150円で売られている。実は私の長男も集めている。ただ彼はそれでゲームをやるのでは […]

第336話 ■転校生

 転校生は人気者である。それがいつまで続くのかは分からないが、瞬間的にはクラスの注目を集めることができる。新学期が始まった。教室では夏休み中のことでワイワイガヤガヤ。とりえずここは小学校なので夏休み中に急にデビュー(意味分かるよね)したよう […]