2001年2月5日

第438話 ■変なじいさん 前編

 会社帰りの電車の中で、前の座席に座っていた、齢七〇歳代後半と思しきじいさんが私に話し掛けて来た。そのとき私は彼の座席の前に立って、いつものように携帯端末でコラムを書いていた。「これは、あれですか、携帯電話と同じですか?」と、私の携帯端末を […]