第1284話 ■曜日の概念

 曜日の概念が身につくのは幼稚園に通っている頃だろう。月曜日から土曜日(今は金曜日までだけど)まで幼稚園に通うこともあるだろうが、それ以上にテレビ番組のローテーションによる影響の方がずっと大きいと思う。今日は何曜日なのかは関係なく、「きょう、○○(テレビ番組名)やる?」というところから入っていく。曜日という概念以前に、○曜日という言葉を覚え、やがてそれが合計で7つあることに気が付く(を教えられる)。先程の質問には「やる」、「やらない」の答えと合わせて、「○曜日だから、やるよ」とか、「×曜日だから(○曜日ではないから)、やらないよ」と答えるようにしている。

 我が次女は現在幼稚園の年長で、曜日のローテーションをまだ完全には理解していない。それにここのところ、夏休みとあって、曜日の感覚が麻痺しているようだ。帰宅した私に週の後半は毎日のように「パパ、あしたおやすみ?」と聞いてくる。

 休みの日の朝、居間で新聞代わりにパソコンのニュースサイトを見ていると、居間につながる和室で寝ていた次女が目を覚ました。普段着の私を見て、「パパ、きょうおやすみ?」と聞く。「うん、そうだよ」と言うと、娘はニコニコと布団を抜け出し、あぐらをかいた私の足のところに座る。そんな休日の朝。ほのぼの。

(秀)