第2085話 ■シアター・オブ・ドリームス
- 2021.12.28
- コラム
来年の話をすると鬼が笑うと言うが、もうこのタイミングならそこまではばかることもなかろう。この年末に、自室をやや模様替えした。仕事も寝起きもしている狭い空間であるが、平均すると1日のうちの20時間はこの部屋にこもっているのではなかろうか。数年前にリサイクルショップで買ったソファーは、資料やバッグなどの置き場となって、座れる状況ではなかったが、これを久しぶりに救出。そしてサブデスクと位置を入れ替えた。
ソファーの対面には、47インチの液晶テレビがある。ややへたってしまったソファーではあるが、そこに腰を下ろすとテレビを見るベストポジションとなる。本を読むにもデスクよりもソファーの方がリラックスして読める。テレビのラックはサラウンドスピーカーが埋め込まれたもの。自前の動画サーバーのコンテンツだけでなく、ネット配信の映画も充実してきたので、映画を見ることが、まさに日課のひとつとなった。
夜は電気を消して、ポップポーンを手元に、ほぼ毎晩映画を見ている。ただもっと大画面が欲しい。プロジェクターは持っているが、思った以上に熱を発し(この季節なら、むしろありがたいが)、ファンの音がうるさかった。プロジェクターから諸々のケーブル接続を考えると、プロジェクターを常設するのはなかなか難しい。思い立った時点で、すぐに見られるのが条件だ。設営に時間が掛かっていては、毎日見ようという気持ちもすぐに萎えてしまうだろう。
プロジェクターを天吊りし、ケーブル類の接続まで常設にするか?。スクリーンも、天井からのロールアップ式にするか?。それとも、テレビをもっと大画面のものに買い替えるか?。最近は大型のものも随分と安くなったし。これが来年やりたいことの1つ。毎日1本は映画を見て、公開するかどうかは考えていないが、その映画日誌もつけてみようと思っている。
先日は「フィールド・オブ・ドリームス」を見た。謎の言葉を耳にして、トウモロコシ畑を潰して、野球場を作ってしまう。さしずめ自分はシアターを作るから「シアター・オブ・ドリームス」ってところか。続いては「ニュー・シネマ・パラダイス」転じて「マイ・シネマ・パラダイス」ってところか。
追伸:
映画「キネマの神様」の原作は映画とかなり違っている。原作本面白い。
(秀)
-
前の記事
第2084話 ■ため息と本当に聞きたかったこと 2021.11.29
-
次の記事
第2086話 ■喜びも悲しみも幾歳月 2022.04.19