第1470話 ■エイプリル・フールの衰退
3月を春と呼ぶのはあながち間違いではなかろうが、気候的に言えば、4月が春本番だと私は思っている。そんな4月がやってきた。41歳の春。天才バカボンのパパと同じ年齢になった。桜の開花とともに私の花粉症はだいぶ症状が和らいできた。そして入社20年目の春。早いもので私が会社に入社して満19年が経過した。
毎回このような新しいスタートはエイプリル・フールとともにやってくる。しかし、他のクリスマスやバレンタインなどイベントが年々豪華になっていく一方でこのエイプリル・フールは年々衰退して来ていると思う。周りでエイプリル・フールと騒いでいる人はいないし、騙した、騙されたと騒いでいる人もいなかった。要は忘れていた人がほとんどではなかったのか?。そもそも誰もが、いつでも嘘をついている。「嘘をついても良い」というありがたみ自体もないし。
エイプリル・フールは誰も得する人がいないから盛り上がらないと思う。クリスマスやバレンタインのようにプレゼントのやり取りがないし、それを支えるような業種が存在していない。例えば、製菓業界やデパート、宝石店、花屋、レストラン、などなど。ここにイベントを支える原動力が存在しているがそれがないからエイプリル・フールは盛り上がらないのだと思う。要は商業ベースに乗れなかったということ。
(秀)
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