第1190話 ■大石サンバ

 今年もまたこの日がやって来た。赤穂浪士の討入の日である。今年はテレビドラマで忠臣蔵をやっていた。そのうちの一つは昨日最終回を迎え、レコーダーの中で眠っている。今日この後、クライマックスシーンでも見てみることにしよう。

 そのドラマの配役であるが、吉良が伊東四朗、大石が松平健だ。伊東四朗は真面目に演じているが、どこかコントをやっているような感じがするときがある。一方、大石は文献によると小柄だったらしい。松平健ではがたいがでかすぎる。もっとスマートな方が良い。それに、カメラ目線の真面目な表情を見ると笑いがこみ上げてくる。

 ここ数日、頭の中が「マツケンサンバ2」のイントロで支配されている。無意識のうちにあのイントロが頭の中でこだましてしまう。眠れずに布団の中で寝返りをうったときなどに襲われると最悪である。それがまた、忠臣蔵の大石を見ながら思い出されるのである。

 軽重の差こそあれ、同様の被害者は結構多いと思う。しかし、何よりも最大の被害者は松平健自身だと思うがどうだろうか?。今年の紅白歌合戦では最大のヤマ場になりそうな気がする。年末はマツケンにしてやられたり。郷ひろみの「お嫁サンバ」以来、サンバのリズムが紅白で流れるのね。

(秀)