第1237話 ■クール・ビズとウォーム・ビズ

 四年余の小泉政権の中で最も優れた施策は「クール・ビズ」に違いない。それ以外、特筆すべき成果はなし。お陰で今年はずいぶん楽ができた。何がうれしいって、楽な格好して褒められるのがうれしい。ダイエットの苦しい思いをして、成果が出るかどうかに比べると雲泥の差だ。さらに、沖縄県民はもっと偉い。毎日「かりゆし」。ノーネクタイ、ノー上着ももう一歩踏み込んで、全国的にクール・ビズ=かりゆしにして欲しい。

 せっかくなんでサマータイムも実施した方が良い。たとえ実施に金が掛かろうと、地球温暖化防止のためには代えられまい。終戦直後、日本でのサマータイムで失敗したのは、当時農業従事者が多かったせいで、今は勤め人が多いから、同じ失敗をすることはなかろう。もし実施されたら、毎日日が高いうちに家に帰ってやる。

 さてさて、クール・ビズが終わり、寒くなるにつれて今度は「ウォーム・ビズ」らしいが、一体どうなるのだろうか?。ワイシャツはネルシャツか?。スーツは三つ揃いでチョッキ(あえてベストと言わない)を着る。それともワイシャツの下にとっくりセーター(あえてタートルネックとは言わない)を着て、ノーネクタイか?。すべて想像。

 男性はやはりラクダのシャツと股引が良かろう。おじさんの時代が到来する。女性はもちろんババシャツね。

(秀)