第1640話 ■学校に通っている夢
私はどうやら眠りが浅いようで、睡眠中に夢を見ることが多い。そしてその多くは目覚めとともに、夢を見ていたらしい記憶はあるものの、夢の内容の記憶の方は一気に揮発して思い出すことができない。そんな中、記憶できているいくつかの夢の断片として登場するのは、今さらながら自分が学校に通っている夢だ。
それは高校に通っている場合が多い。かと言って、私がかつて通っていた高校ではなく、行った事も見た事もない学校である。そのときの自分の姿は出てこない。自分の視線からの映像となる。よって、若かりし姿なのか、今の年齢での姿なのかは分からない。そして、授業に遅刻しそうになったり、進級が危うかったりと、良くない事態に遭遇している。その一方で、夢の中では、「俺、大学まで卒業したのになあ」と、そこだけ現実的な意識が働いているようだ。
夢占いなんて信じる気はさらさらないが、夢として現れるのは、潜在意識が多少は作用しているのかもしれない。実際には、遅刻したことや進級が危うくなったことなど一切なく、真逆の設定となっている。何か当時に思い残すことがあったのか?。そう考えると、いくつかは思い当たることがあるにはあるが、遅刻や留年には関係がない。
まあ、夢の中にコラムや楽しいことのヒントでもあれば良いのだがと思い、今宵も床につく。そう言えば先日は某県の片田舎へ転勤することになった夢を見た。そのときの夢の中での私の第一声は、「地デジ映るのかな?」だった。やはりどこか現実的に醒めている。
(秀)
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