第977話 ■ミルメーク

 昨日のコラムを書き終えて、あることに気が付いた。ミルメークに関する補足情報としてかつて自分が書いたコラムにリンクでも張ろうかと思って、その話を探してみたが、明確にミルメークに関する説明をしたコラムがないことに気が付いたのだ。それとなくミルメークという文字はこれまでにも登場させていたが、それは「誰もが知ってて当然」というスタンスで、さらりと書いているに過ぎなかった。

 ところがこのミルメークなるものの思い出話を口にした際に、「それって何?」という反応を何度か経験したことがある。すっかり全国区の話題かと思っていたが、実はそうでなかったようだ。よってここで何らかを書き記しておかねばならない、と思った。。

 ミルメークが何であるかというと、普通の牛乳をコーヒー牛乳に変える粉末である。要はインスタントコーヒーの粉末と砂糖であるが、これが10g程度が個別の袋に入れられ、給食に登場する。頻度は平均、月に1、2度といったところか?。特に牛乳の飲み残しが増える、冬にその頻度が増す。一緒に配られたストローでクルクルとかき混ぜるが、これがなかなか溶けない。沈殿物となって粉末がビンの底に残ったまま飲み干してしまった際はちょっとつらい。濃い目が好みの場合は最初にちょっと牛乳を飲んでおくのも手だ。

 小学校だけでなく、中学校でも牛乳は飲まされ、やはり同じくらいの頻度でミルメークは登場した。ずっとビン牛乳であったため、ミルメークは粉末と決め付けていたが、パック牛乳用にチューブ入りの溶液状のものがあることを高校生になって他の中学校からやって来た友達から聞かされて驚いた。彼が嘘をついているとは思えないが、これまでこのチューブ入りの現物を見るには残念ながら至っていない。

 最近は100円ショップでも見掛けるようになった。ご存知ない方は是非ここで探していただきたい。コーヒー味だけでなく、ココアやバナナ、メロンという味も登場している。これらは未体験であるが、イチゴ味は当時、給食に何度か極稀に登場した。初めて見るイチゴ味のミルメークに教室は大騒ぎになったことを思い出した。けど個人的にはスタンダードなコーヒー味が好きだったなあ。

(秀)