2003年3月

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第973話 ■自己紹介

 年度末もいよいよ明ければ新年度である。何かと新しい生活が始まる人も多いことだろう。そこでは新しい人との出会いもあり、かと言って、相対する自分の内面はあまり新しくもなかったりもするが、周りの環境の変化で気が付けば自分にも何等かの変化の痕が残 […]

第972話 ■携帯電話の平等感

 携帯電話っていうやつはかなり平等なツールだなあ、と思っている。普及率が成人で90%を超えているとか。しかし、これだけの普及率だから平等と言っているわけではない。多機能になるに連れて操作も複雑になっていくが、メールが上手く使えなくても、通話 […]

第971話 ■中吊り広告

 通勤の行き帰り、電車の中。耳にはヘッドフォンをねじ込み、手には文庫本を持ち、毎日往復で約2時間の時間を過ごしている。まあ、帰りの電車では座れこそしないものの、網棚に鞄を載せることはできる。しばしの読書タイム。しかし朝はこうはいかない。周り […]

第970話 ■吉野家の店員

 私の吉野家デビューは就職で上京してからであった。生まれ育った地元に吉野家がなかったからだ。そのデビューの前後のどっちだったか覚えていないが、「ツユダク」、「ネギヌキ」なるオーダーが存在することを知り、最初はツウの中だけで通用するものだった […]

第969話 ■地球環境の主

 今日も戦争報道を通して感じたことを。米英軍がイラクで油田を制圧したなどと伝えられ、その映像がテレビで流されていた。油田から火の手が上がっている。中東が舞台の戦争としては極めて象徴的なシーンと言えよう。その映像に対し、アナウンサーが「地球環 […]

第968話 ■戦争報道の周辺

 週末そして週明けと米英軍のイラクに対する攻撃の戦争報道がマスコミで大量に溢れている。さすがに朝からこんなシーンを見て気分が良い事はない。いろいろとチャンネルを切り替えても時差をおいて同じ内容を他局でも流しているし、同じ局を見ていても時間を […]

第967話 ■戦争が始まった

 昼食に入った店のテレビでイラク攻撃の第一報に接した。連れとは会話も交わさず、黙々と出て来たものを口に運びながら、目はテレビに釘付けになった。まだ情報が少ないらしく、何度も同じ事を繰り返している。言ったからにはかますだろうと予想していたが、 […]

第966話 ■妄想・どこでもドア

 良いことは続けることが肝心である。たとえ人目につかない小さなことでも続けてさえいれば、どこかで誰かがちゃんと見ていてくれるものだ。そのかいあって、私のところに「ドラえもんアカデミー」なる発信元でメールが届いた。「どこでもドア限定予約販売の […]

第965話 ■仰げば尊し

 最近、卒業式で「仰げば尊し」を歌わない学校が増えた。「蛍の光」も歌わず、歌詞のない音楽だけではデパートの閉店の雰囲気になって、残った惣菜を目掛けて走り出しそうになってしまうではないか!。私の場合は、中学校では「仰げば尊し」を歌ったような気 […]

第964話 ■永沢くん症候群

 「サザエさん症候群」なる言葉があって、これは日曜日の夕方にサザエさんを見終わると「これで休みが終わった」と憂鬱になる人が多いという話だ。さすがにこの時間となるとこれから何かやったりするにはちょっと具合が悪い。やり続けていたことも片付ける頃 […]