2003年4月

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第994話 ■白い奴ら

 このコラムで時事問題というか、三面記事的なものを扱う場合は、独自の視点から主張を展開してみるか、いずれ時間が経って読み返し、「ああ、あの頃はこんな事件があったんだなあ~」と思い出すときに、その記憶をより確実にするために書き記しておくことを […]

第993話 ■恨みの建造物再び

 統一地方選挙の後半戦もついに終わった。もっとも身近な選挙として、一部では血縁、地縁を巻き込んだ旧態依然の選挙戦が繰り広げられたところもあったことだろう。無投票というのだけは何とかして欲しいなあ。無党派層に迎合して、政党の支持を取り付けずに […]

第992話 ■横浜銀蠅

 私の記憶が確かだったら、横浜銀蠅が世間一般に知れ渡るようになったのは昭和55年のことだったと思う。私はそのとき中学2年生だった。どうしてその姿が格好良いのか私には理解できなかった。そして単調なコード進行で進む楽曲にも魅力を感じなかったし、 […]

第991話 ■ガリ版

 印刷技術というのは、子供にとってとても魅力的なものの一つである。自分が書いた文字や絵が次々と同じ形のままで繰り出されるのは圧巻である。幼稚園のとき、教室で先生が鉄筆でガリガリとガリを切っていた。「先生、何しているの?」と聞くと、「プリント […]

第990話 ■貸し本屋

 実家のすぐ近くに一軒の小さな本屋があって、そこでは文房具なども売っていたが、店のメインはそれら以上に貸し本業で、店のエリアもそちらに多く割いていた。小学生の頃、この店でよく漫画の本(コミックス)などを借りて読んでいた。  当時世情に疎かっ […]

第989話 ■愛知県での2つの事件

 愛知県で物騒な事件が続いている。記憶に新しいと言うか、まさに直近の話題としては「愛知県会社役員誘拐殺人事件」であろう。報道協定のため、全てを知ったときには既に誘拐された被害者は殺されていた。そして今現在の報道によると、地元の被害者と同じ青 […]

第987話 ■幼稚園バス

 長男が通っていた幼稚園がここのところ人気が出て、少子化傾向が続く中、入園希望者が多いらしい。その理由は単純ではなく、競合先との相対的な関係というのもあるかもしれないが、幼稚園バスを最近新調したことも大きく影響していると思う。かつては普通免 […]

第986話 ■公務員諸氏へ

 当事者の方々には耳の痛い話を少々。長女が小学生になるかならないかの頃だったと思うが、わが家人がこの娘を「できることなら公務員と結婚させたい」と言った。その次の瞬間から早速私と口論である。まずその理由を聞く。「安定しているから」。それは紛れ […]

第985話 ■ラスク

 長女が春から中学に進学して、妻はその弁当作りに毎朝大忙しである。とりあえず、来週からは希望により、学校で給食(しかも二者択一でメニューが選べる)を申し込むこともできるので、毎日弁当を作る必要はなくなりそうだが、数年ぶりの弁当作りの毎日はや […]

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