2008年4月

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第1480話 ■裁判傍聴2008春(3)

 どうやら犯行を否認しているらしい裁判に遭遇した。継続公判であるため、事件の全貌は分からないが、廊下に掲示されている裁判の予定表によると、窃盗と覚せい剤で起訴されていて、その日は検察側の証人尋問が行われた。  開廷直後、証人が入場してくるが […]

第1479話 ■裁判傍聴2008春(2)

 さすがに1日で7本(?)の裁判を傍聴すると、記憶の方が混乱してくる。傍聴している方がこうなんだから、裁判官なんかもっと大変なんだろう。この日、若い女性の裁判官は5本の裁判をやっていた。それでも日本の裁判は遅い、なんて言われるんだから可哀想 […]

第1478話 ■裁判傍聴2008春(1)

 春は色々と新しいことが始めるシーズン。新入学に就職と新たなスタートを切った人も多いと思う。また人事異動や転勤というのもこの季節にはつき物だ。裁判所にももちろん人事異動があり、この日私が傍聴に行った地方裁判所の支部にも新たな裁判官が登場して […]

第1477話 ■雨やどり

 かつて少年期の私にとって、さだまさしは面白い歌を歌う人だった。グレープ当時の「精霊流し」という曲も知っていたし、「無縁坂」といった曲の存在は知っていたが、「雨やどり」という曲の面白さのイメージが強く、面白い歌の人として刷り込まれていた。「 […]

第1476話 ■スピリチュアル批判

 私は占いを信じない(ことにしている)。「ことにしている」とは、テレビやなんかでやっている、それを見てしまうと、意識してしまう。好んで見ようなんて思いはしない。占いなんか科学的に考えて当たりっこないと頭の中では分かっていても、見てしまうと気 […]

第1475話 ■よしだ文庫

 私が小学4年生の時、実家の2軒先の吉田さんの家が、「よしだ文庫」なる私設図書館を開設した。家の離れを使って、十畳ほどの和室に子供向けの本を中心に個人の蔵書を並べ、閲覧と貸出を始めた。このおばさんは元学校の先生で、子供好きであることと、自分 […]

第1474話 ■連続テレビ小説の行方

 NHKの連続テレビ小説について。先日、「ちりとてちん」の放送が終了した。珍しく、私も見ていたし、周りでも今回だけは見ている人の話も多く聞いた。これなら視聴率も結構良い線いっているのではないかと思っていたが、終わってみると平均視聴率は歴代最 […]

第1473話 ■最後の雨

 先日、テレビでものまね番組をやっているのを夕飯を食べながら見ていた。基本的にお笑いが中心で、それに混じって何人かの上手い人が出てくる。そして、その出演者のものまねが終わった後に音楽は続き、そこにものまねされている本人が出てくる演出もたまに […]

第1471話 ■雑学王??

 まずは落語の話から。在原業平朝臣の詠んだ歌で、百人一首に入っている「千早振る~」の歌の意味を知りたくてハチ公がご隠居のところを訪ねてくる。ハチ公は娘にこの歌の意味を聞かれたが答えられなくて、親の沽券に関わるとやってきた。ご隠居は町内での有 […]