(秀)

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第198話 ■学級閉鎖

 我が家にもインフルエンザがやって来た。前日まで元気だった長男もその日、「学級閉鎖のお知らせ」という学校からのプリントを手土産に家に帰りつくや寝込んでしまったらしい。家人が掛かりつけの医者に連れて行くと、「学級閉鎖はボクのクラスだったか?。 […]

第197話 ■「8時だョ!全員集合」の記憶

 ザ・ドリフターズが最近ブームになっている、という話を聞いた。どうも自分には実感出来ない。なにやら、昔のビデオのギャグが若者に受けているらしい。中には「あれ?。志村けんがいない」、「この人(荒井注のことね)、誰?」と言う人までいるらしい。こ […]

第196話 ■祝辞 ~披露宴にて

 丈士君、典子さん、ご両家、ご親族の皆様、本日はおめでとうございます。  新郎の丈士君とは約4年間。今の部署ができたときからのつきあいですが・・・・   [中略]  今日は私事も交えながら、お祝いに言葉を述べたいと思います。ドラマなどを見て […]

第195話 ■HIDEの旅行記

 忙しさに埋もれて身動きが取れない時になると、「分身が欲しい」と願ったりする。私の分身はとりあえず、毎日学校に通って、給食を食って帰って来る生活を送っているらしい(息子のことね)。そんなんじゃなくて、もっと、そう、パーマンに出て来るコピーロ […]

第194話 ■泣いた赤鬼

 節分である。思い出すのは豆まきに使う鬼の面である。幼稚園では必ずと言っていいほど、節分のイベントが催される。子供達は自作の鬼の面でそのイベントに臨むのであるが、これには幾つかのスタイルがある。まず基本は鬼の目の部分に穴を開け、輪ゴムで耳に […]

第193話 ■水商売のウソ

 大学のときに「居酒屋の『飲み邦題無料チケット』があるけど行くか?」と友人が尋ねてきたので、仲間数人とその居酒屋に出かけることになった。なにぶん臆病(貧乏学生)なので、飲み始める前にそのチケットを店員に見せて、「これ使えますか?」と確認して […]

第192話 ■借金ビデオ

 書斎で使用しているビデオデッキが壊れて、先週は修理に出していた。週末に修理が上がって今では元通りなのだが、この間はかなり不便であった。修理料金は11,000円程度と、新しく買い替えるよりは安いのだろうが、修理品を受け取りその足でビデオ売り […]

第191話 ■月曜日の憂鬱

 「サザエさん症候群」なる言葉があった。楽しく夕飯を食べ終えて、サザエさんを見終った頃から、「明日から会社(学校)か」と思って、ちょっと憂鬱になってしまうことである。サザエさんには何の原因もなく、全く迷惑な話でしかない。今日はこの理由を考え […]

第190話 ■悪魔の嫁入り道具

 世紀末、もとい聖飢魔Ⅱは本来の世紀末である、西暦2000年を待たずに昨年末で解散してしまった。  社外の人とのメールのやり取りで、「ところで、・・・.」、なんて書き出しで仕事に関係ないことを書き始めたり、もらったりすることで、その人の普段 […]

第189話 ■エマニエル坊や

 それは、’76、7年頃の話だったと思う。テレビで軽快なステップを踏む黒人の少年が現れた。クラリオンという音響メーカーのCMに出ていた彼、エマニエル坊やの人気はCMが流れるや爆発し、母親とともに来日して、テレビに出る一方で、「リ […]

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