(秀)

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第128話 ■電波時計 つづき

 自動巻き時計の恐いところは、一旦止まっておきながら、知らぬ間に再動作する事である。どのくらいの頻度でこのような事が起きるのかは分からないが(実際はそう起こる事ではないだろう)、こんな話を聞いた事がある。飲みに行った帰り、時計を見ると「なん […]

第127話 ■電波時計

 書くネタが尽きたので、今回は自慢話でお茶を濁すことにしよう。’92年頃だったと思うが、ある情報系雑誌(DIMEとかMONOマガジンとかのことね)でその腕時計を見た。「欲しい!」。けど値段は10万円。すぐに買える金額でない。雑誌 […]

第126話 ■占い中毒

 相変わらず私の周りにも占い信奉者が後を絶たない。よくよく彼女たちの主張を聞いてみると、占いが科学的である必要などなく、「何故だか当たる」といった、オカルティックな部分に価値を認めているらしい。占い屋に行って座るやいなや、「あなたは何か悩み […]

第125話 ■起業家教育

 日曜日の夕方のニュースで子供向けの「起業家養成塾」というものを紹介していた。事件などのニュースを一通り伝えた後の「特集」などと呼ばれるコーナーでのことである。その塾というのは幼児を対象に週に1コマ75分の授業を施しているらしい。講義の内容 […]

第124話 ■金八先生の苦悩

 「学校の先生は大変だなあ」。30数年も毎年毎年同じことを繰り返す仕事など、おそらく私には耐えられないだろう。これでもう5回目のシリーズになる、金八先生の第1回放送を見ながら、そう思った。しかも、校内暴力(国語教師役のラサール石井が生徒達の […]

第123話 ■留守電

 昨日は会社帰りに秋葉原で途中下車した。こんなことが年に15回くらいあるだろう。いつもならば駅からパソコンショップに直行するのだが、昨日は別の目的があった。メールやホームページが見られる、コンパクトな携帯端末を買おうかというのがその目的だっ […]

第122話 ■お宝の値段

 読み終えた本を古本屋に持って行くと、文庫本は買取り価格が一冊当たり10円程度でしかない。新しかろうが、人気の本だろうが、本が厚かろうが薄かろうがお構いなく、一律である。売価を見ると定価の半額というのが相場のようだ。仮に10円で仕入れたもの […]

第121話 ■スーパーカーブーム

 当時のランボルギーニカウンタックの人気と言えば、ポケモンで言えばピカチュウのごとき、まさに一人勝ち状態であった。不思議と両方とも黄色い(別の色のカウンタックももちろんあるが)。2,200万円という値段に対し、「今から無駄遣いせずに小遣いを […]

第120話 ■インディーズの叫び

 まさにインディーズ状態である。「秀コラム」Webのことだ。テレビでビジュアル系のバンドでも見て、「あれぐらいなら、俺だって」とミュージシャンを夢見て、バンドを始めたようなもんだ。オリジナルはたくさんあるが発表の機会がない。「しょうがないか […]

第119話 ■2000円札経済論

 デノミネーションとは一般に「通貨単位の切り下げによる呼称の変更」のことである。特に日本では100円を新1円にする、100分の1デノミがこれまでに何度も話題なっているが、大蔵省の反対によって毎度潰されているらしい。デノミ実施の理由があまり積 […]

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