(秀)

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第1848話 ■楽屋より、あるある噺

 千葉県八千代市にある地方落語会の裏方を手伝うようになって、早いもので6年が経った。以前みたいに寄席や落語会には行くことはすっかりなくなったが、毎月のこの裏方は続いている。裏方とは、楽屋係である。楽屋からの進行と出囃子を鳴らすこと。そして、 […]

第1847話 ■いずれは駄菓子屋を

 帰省する度、かつて駄菓子屋があった場所を訪ねてみても、ことごとく廃業していることを確認するだけ、というのが毎度のことになっている。小学校の学区内の駄菓子屋は既に全滅。たまたま私の実家があったところは、学区の端で、3つの小学校の学区のちょう […]

第1846話 ■テレビをなぞるだけ

 インターネットのポータルサイトの多くが、芸能系のニュースで侵食されている。総合的な情報サイトですらそうだ。きっと、政治・経済のニュースよりも利用者の受けが良いのだろう。また、これらのコンテンツは政治・経済のコンテンツに比べて、下地や素養な […]

第1845話 ■片づけて、ときめくか?

 その本の奥付を見てみたら、「2011年1月初版」とある。私は4年ほど前にある人の薦めでこの本を買って読んでみたが、結果としては、ときめかなかった。書名:「人生がときめく片づけの魔法」。  世はまさに、片付けブームだった。断捨離という言葉が […]

第1844話 ■誤用の許容範囲

 私は、言葉についてはかなりコンサバ、保守的である。言葉本来の意味を大切にし、近年見られる誤用などについては、どうも看過できない。もちろん、自分も知らずに誤用していることもあると思うが、とりあえず棚上げにして。  「早起きは三文の得」なんて […]

第1843話 ■読み返したい本を探す

 実際に本を最も大量に読んでいたのは、今から十数年前で、主に通勤時間に文庫本で小説やエッセイなどを読んでいた。途中で読み終えた際の次の本と、気分転換のために別ジャンルの本といった感じで、カバンの中には常に最低3冊の本が入っていた。もちろん、 […]

第1842話 ■納得の落とし所

 世の中を「納得」という尺度で計ってはいけない。世の中は、誰かの納得では決して動いていない。少なくとも、法律なんて誰かの納得のためになんて作られていない。  舛添都知事の疑惑問題について。テレビでは連日のネガティブ報道合戦である。コメンテー […]

第1841話 ■運命論にご用心

 「それは運命です」と言われて納得できるのなら、それ以上に楽なことはない。以前は私もある種の運命論者だった。例えばデパートでの中古カメラ市に行って、欲しいものが見つかった。ただ、それを買うかどうか即決するには悩ましい。中古品は基本的に一点も […]

第1840話 ■男はつらいよ 第42作

 在りし日の渥美清氏を一度だけ見掛けたことがある。平成元年の年末の帰省時に羽田空港から福岡空港行きの飛行機に乗り込むタイミングで見掛け、同じ飛行機で福岡まで行った。別に寅さんの格好をしていたわけではないが、周りとはちょっと違ったオーラを発し […]

第1839話 ■日峯さんと佐賀新聞

 大学生の時に、教授の手伝いでアルバイトをしたことがある。地元の新聞である「佐賀新聞」のバックナンバーが35ミリのフィルムに複写して保管されているので、それを紙に印刷する作業だった。教授から借用書を預かり、新聞社に出向いてフィルムを借り受け […]

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