(秀)

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第1388話 ■3億円ストーリー

 宝くじというのはそうそう当たるものではないと思いながらも、買わないことには当たらないし、当たらないと思っていながらも、当選金、しかも一等(前後賞付き)当選金の使い方を考えたりする。実にこの時間が楽しい。できるだけ大物ねらいとして私は連番派 […]

第1387話 ■コートはいつから?

 しばらく寒いなあ、と思ったら、日中はまだまだ暖かかったりと、何かと体調管理には面倒な季節だ。それでも、やはり朝は寒かったりする。朝起きるときになかなか布団から出られない人もいるのではなかろうか?。さて、支度をして家を出るとき、果たしてコー […]

第1385話 ■給湯室事件

 会社でちょっとした事件が起きた。給湯室に置いてある湯沸しポットを何者かが塩素系の台所漂白剤で洗浄したらしい。完全にすすぎきれない状態で、そのポットのお湯を使った人による異臭騒ぎとなった。中には「変な感じがする」と思いながらも飲み干した人が […]

第1384話 ■メールの作法

 私が仕事で電子メールを使用するようになってから13年余りが経つ。全社でのメールシステムが導入される以前に、部門内のサーバーを利用して、部内のみのメールとして始めた。部門と外のメールの交換などない、閉域のメール網だった。その後遅れて全社的に […]

第1383話 ■割り箸

 最近ではコンビニで「お箸、お付けしますか?」とか、「お箸、いくつ必要ですか?」と聞かれる機会が増えた。以前、割り箸を弁当などに付けていたのをやめて、レジで必要に応じて配布するように変えたからだ。私の場合、コンビニで弁当などを買って、そのま […]

第1382話 ■食い違い

 またぞろぞろと食品に関する偽装とそれを隠そうとするさらなる嘘が露見した。船場吉兆の消費期限の偽装事件。最初はパートがやったこととして会社は関与を否定していたが、その責任を負わされそうになった人が逆襲に転じ、取締役からの指示であったことを明 […]

第1381話 ■根多帳

 古典落語の噺というのは全部で500話くらいあるらしい。それが総括的な資料としてまとめられているわけでもなかろうから、実際の数字ははっきりしない。これに新作落語が加わると余計にその数は分からなくなる。二ツ目から真打になるための条件に100話 […]

第1380話 ■コピー機

 私が普通にコピー機を使用するようになったのは大学に入ってからだ。それまではコピー機を使用する用なんてそもそもなかった。それが大学に入った途端にコピー機を使用する用が急に出てくる。友人からのノートや資料など。試験前は私だけに限らず、特に需要 […]

第1379話 ■定食屋おふくろ

 私が通っていた大学の正門の前にいくつもの定食屋が並んでいた。もちろん、学生を相手にしている。私は自宅から通っていたが、たまにはアパートや寮に暮らす、友人や先輩たちと一緒にこの定食屋に行くことがあった。大学の中には学食もあって、そっちの方が […]

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