第2045話 ■音楽ブログの電子書籍化予告

 5年程前から始めた、80年代の音楽ブログ「今日は この曲を聴きながら~」が百話超たまったので、近々に電子書籍化したいと思って、作業を開始した。始めた当初は勢いもあって、連日のように投稿していたが、次第にペースダウン。それでも、百話たまったことは自身喜ばしい限りである。

 自分の中学生から就職までの80年代に聴いていた音楽を改めて聴き直し、当時の思い出話やその曲にまつわる情報を書き記す形のブログである。そこに自分が所有している音楽データファイルを貼り付けて公開することは権利上できないことなので、YouTube上で公開されている動画へのリンクを紹介することにしている。しかし、リンク切れになったものも多い。

 基本的にここで取りあげた曲は、音楽データのファイルで聴いている。かつてレコードで所有していた音源も、必要なものはCDで買い直し、ファイル化している。そんな中、わずかではあるが、当時のカセットテープが最近見つかったので、中古でハードウェアを買ってまで、カセットテープで鳴らしてみた。

 原稿を見直しながら、自分が気に入ったフレーズを1つ紹介したい。

【「雨のウェンズデイ」 大滝詠一】

僕らが小学生の頃、ワーゲン占いというのが流行りました。
ビートルのワーゲンを何台見ると良いことがある、という他愛もないものでした。
みんな、「ワーゲン、ワーゲン」と呼んでいました。

しかし、この曲の歌詞では「ワゲン」と言っています。
単に譜割りの問題だけかもしれませんが、この音の響きはセンセーショナルで、とても新鮮でした。

「壊れかけたワゲン」ですよ。
「ボンネットに腰掛けて」、雨の中、ケツが濡れようと、「海が見たい」って言い出したんならしょうがない。

2コーラス目から3コーラス目の間奏で聞こえてくる、ギターソロは何度聴いても心が震えます。
鈴木茂だったようですね。

https://blog.80s-wonderland.club/

(秀)