テレビ

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第162話 ■電撃結婚

 鈴木一郎君が結婚した。こう言うと何だか身近な友達のようなだが、彼は世間的にはイチローと呼ばれている。もちろん、友達でも何でもない。お相手はご存知の通り福島弓子元TBSアナである。何度か彼女をテレビで見たような覚えはあるが、彼女の年齢やプロ […]

第160話 ■インタビュー

 山形新幹線が新庄まで延伸されたということをニュースが伝えて、予想通りに利用客にインタービューをしていた。聞こえて来る声はやっぱり、「便利になって良かった」というものばかりである。利用者がそう言うのは当たり前のことで、文句がある人が開業初日 […]

第152話 ■愛せない二人

 読者からのメールの中にはコラムのテーマに関するリクエストがあったりする。それは9月の終り頃だった。そのメールには、「『愛する二人別れる二人』を見てますか。今会社で話題になっています。今度この番組についてコラムを書いて下さい」と記されていた […]

第148話 ■忠臣蔵 2

 忠臣蔵を見る場合の視点はほとんどの人が、大石内蔵助の立場になっていることだろう。たまには吉良上野介の立場になって見るのも楽しいかもしれない。ストーリーは勧善懲悪の内容であるが、かなりの誇張があり、そもそもの事件が内匠頭の思い込みがあったか […]

第146話 ■林檎哲学

 さっきから繰り返し、ビデオを見ている。タイトルは「性的ヒーリング」。主演女優は・・・、いやいや、そんなHなビデオではない。椎名林檎のプロモーションビデオを集めた、セルビデオのタイトルである。「ここでキスして。」などの五本が収録されているが […]

第145話 ■テレビが変わる

 テレビにおける近々のビッグイベントと言えば、デジタル放送への移行を挙げることができる。しかしそれはテレビの使い方が変わるか、という観点で見ればそれ程影響を及ぼすものではない。ところが、それ以上に使い方を大きく変えるような機能がこれから先、 […]

第144話 ■お手軽の可能性

 人の心の中を数値化することがもし可能ならば、是非それについて研究してみたい。私達の生活は随分快適で便利な形へ進化して来た。しかも最近は「軽薄短小」であることが便利さの一つの尺度として機能し、重宝がられている。しかし、この手軽さが善悪の境ま […]

第142話 ■UHF

 物心がついた時には家にテレビがあった。昭和44年頃のことで、白黒テレビであったが、その姿は細い4本のネジ込み式の足に支えられ、画面の前にはブルーのフィルターが「目が悪くならないように」ということで、テレビの上面から吸盤で吊るされていた。真 […]

第141話 ■レフリー

 金八先生を見ながら、この先の展開が気になって仕方ないがことがある。今回のシリーズで起きるクラスでの様々なトラブルは全て兼末健次郎(役名)という少年が仕掛けている。初回の放送で担任(ラサール石井)を病院送りにしたのも、実際に手を下したのは別 […]

第140話 ■忍者

 封切りの翌日に、映画「梟の城」を見て来た。CGがふんだんに使われ、凝った作りになっているが、かなり長い原作を映画化したためであろう、話の背景の説明が不十分であるため、人物の相関を十分に描いているとは言い難かった。有名な作家の作品やベストセ […]

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