第287話 ■霊感・ヤマカン・第六感

 読者からの感想メールに今コラム執筆の依頼があった。「『霊感・ヤマカン・第六感』と『クイズ ヒントでピンと』との内容が混乱していて気持ち悪いので何とかして欲しい」というものであった。それなら、何とかしてあげよう。この二つの番組を何故混乱してしまうのか良く分からないが、簡単なところで、司会者は「霊感~」がフランキー堺で、「ヒントで~」が土居まさるであった。「霊感~」はオープニングでフランキー堺の「世界一おもしろい番組の時間がやって来ました」という言葉で始まる。

 今回は「霊感~」の話のみについて触れることにしよう。出場者は男女それぞれ4名で、谷隼人夫妻や真理アンヌなどがレギュラーで出ていた。最初は「霊感クイズ」である。各チームより1対1の対抗戦でそれぞれに2問出される。この番組は各解答者の頭上にテレビモニターがあり、画面では戦っている二人が横に並んだツーショットで映し出されるが、お互いが向き合って座っているのがミソである。この最初のクイズは相手のモニタに映し出されている相手側の答をヒントに、自分の答を当てるルールである。交互に回答し、先に正解を答えた方の勝ちとなる(後攻の方も一巡目は答えることができたはず)。例を出すと、一方が「貴乃花」ならもう一方はそれに関連し「河野景子」となる。これが、「若乃花」ではあまりにもイージー過ぎる。相手の答もヒントになり、仮に「河野景子」と答えれば正解の人が、「若乃花」と答えてしまうと、「河野景子」と「若乃花」がヒントとなり、相手の「貴乃花」という正解が簡単に出てしまうことになる。

 続いては「ヤマカンクイズ」であるが、この内容がどうしても思い出せない。しょうがないので「第六感クイズ」へと進もう。ここは各チームに一問ずつ出題され、チーム対抗戦となる。解答者は先頭から順に回って来て、最初の人が答えれば4点で、以下1点ずつ減点され、回答の順番が変わっていく。このステージの答は人物名で、相手のモニターにヒントが隠されており、解答者が相手チームの誰かを指名して、そのヒントを1つ見ることができる。後の解答者はこれまでのヒントを全て見ることができるので、得点も少なくなっている。ヒントのボックスは4つであるが、そのうちの一つはハズレであった。

 最後は「エイトヒントクイズ」である。今度は中央のモニターから出題され、画面は3列×3行の9画面で、真ん中に答が隠れているため、ヒントは8つである。各ヒントには8から降順に数字が振られている。このステージのゲーム名はこれに由来している。この時点で負けているチームの方から交互に一人ずつ解答していき、正解すればそのときのヒントに振られていた数字が得点となる。今度の答は文字である。ヒントがその答の前後に付いて熟語となるパターンである。早速やってみよう。「光」、「樹」、「忠」、「吉」、「逸」、「才」、「優」、「コラム」。