テレビ

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第940話 ■アトム間近

 21世紀始まって最初の近未来らしいビックイベントは「アトムの誕生」だった。21世紀という言葉の響きに憧れに感じていた頃から私にとってはそうだった。そしていよいよその誕生のときを今年迎える。2003年4月7日、彼は誕生することになっている( […]

第938話 ■トリビアの泉

 笑いとは微妙なものである。ときとして、くだらないものが面白かったり、馬鹿馬鹿しさがまた笑えたりする。そして何が面白いかは各自のセンスに大きく依存している。テレビの深夜番組というのはゴールデンタイムのように万人に受けるものではなく、それこそ […]

第937話 ■だめんず

 「だめんずうぉーかー」という漫画が「週刊 SPA!」に連載されている。このタイトルが「メンズウォーカー」の語呂から来ているのは安易に想像できるが、意味においては全く逆である。「だめんず」とはダメ男たちと言うことだ。ところがこの漫画の主人公 […]

第935話 ■うるう曜日(2)

<前話からのつづき>  「しかし、総理。そのような宗教的な理由では公民党などの反発もあるんではないですかね?」。全員の視線が公民党に籍を置く厚生労働大臣に注がれた。しかし、彼が苦悶し、口を開く前に、他の参加者の声が割り込んだ。「そんなことを […]

第931話 ■宇多田ヒカルと衝動買い

 この前の週末、宇多田ヒカルに誘われて、トヨタの某ディーラーショールームに足を運んだ。もちろん、彼女に電話なりで、「一緒に行こう!」などと誘われたわけではない。彼女の新曲「COLORS」を使った新型車「WISH」のCMを見て、実際にその車を […]

第930話 ■近未来事件簿・デノミ情報漏洩

 最初の変化はまず株価に現れた。印刷関連、それに紙・パルプ関連の会社の株に急に買い注文が殺到し、軒並み高騰を見せた。それは特定の会社に集中するわけでなく、その業界、くまなく買われた。勘の良い証券マンたちはそこに何やら大きな変化を予測したが、 […]

第927話 ■スカイラインの迷走

 私のコラムの中で最も登場回数が多い車は間違いなく、スカイラインだ。それは私が初めて買った車であり、今に至っても最も愛している車であるからに他ならない。「ならば、今もスカイラインに乗っているのか?」と訊かれると、しゅんとなってしまわざるを得 […]

第919話 ■国会議事堂見学

 通常国会の召集を前に、今年は衆議院の解散があるのかどうかが、国内政治の大きな関心事となっている。「解散は考えていない」と繰り返し語る総理であるが、彼の約束などもはや信憑性がない。せめてもの救いは公約違反の嘘に比べれば、解散に関する嘘の方が […]

第918話 ■サバイバー(2)

<前話からのつづき>  前半の団体戦では力のない者がまず落とされるが、個人戦の段階になると、一転して、最後まで残すと面倒になりそうな、力ある者から落とされる傾向にある。これはプロレスのバトルロイヤルに似ている。そして、妙に浮いていたり、目立 […]

第917話 ■サバイバー(1)

 正月の深夜にテレビで「サバイバー 日本版」なる番組が2夜にわたって放送され、それを見た。番組のナビゲーターをネプチューンがやっている。今回の深夜の放送分というのはこれまで放送された分をまとめて放送したもののようだ。通常は一回の放送で決着は […]

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