第1091話 ■どうなる?石原プロ
私にとって、石原プロダクションの存在は謎である。彼らが最近何をしたかを思い出すと、西部警察のロケでの人身事故。それと地味な損保会社のCM程度。しかしこのCMも例の人身事故のせいで放送中止に至ってしまった。ロケの際にもちゃんと保険には入っていただろうか?。余計なお世話だが。
石原軍団と言われるメンバーは10人くらいか?。彼らに相応の給料を払い続けるとなると、この程度の話題性、露出度でよくプロダクション経営ができるもんだ。これがこのプロダクションの存在に関する私の疑問の全てである。
そんな彼らが沈黙を破るかのように特別ドラマの制作を発表した。石原慎太郎原作の「弟」、すなわち石原裕次郎物語である。主演はもちろん、「21世紀の石原裕次郎」徳重聡。その名のオーディションを勝ち抜いたからには彼にやらせるしかない。ここで例え軍団のメンバーだとしても、別の者が裕次郎役をやったのではオーディションそのもののを否定することにもなり兼ねない。
それで作られるドラマは5夜連続の10時間。制作費は15億円らしい。もはや私が何らコメントしたところで何かが変わるわけではないが、見てみようという気にはならない。せめて次のロケでは事故を起こさないように。ああ、いけない。石原軍団の今年の活躍で大事なことを忘れていた。総選挙での応援。けど、懸命の彼らの応援にもかかわらず、慎太郎三男の落選を見て、石原軍団のパワーに翳りを見た。
(秀)
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