第1464話 ■週末の充実感について

 このところ、週末の過ごし方、特に日曜日の過ごし方について、あれこれ考えている。週休2日というのは、なるほどあり難いことだが、ただいたずらに時間を過ごしてしまい、空しさだけが日曜の夜や月曜日の朝に襲ってくる。ただこれに対し過度に逆の反応を示せば、強迫観念で「何か有意義なことをやらなければ」という、義務感が生じてくる。

 私の場合、動き回ることは土曜日に済ませ、日曜日にはゆっくりしたいタイプだ。土曜日だけを見れば、それなりに充実して満足度も高いが、日曜日にはゆったり何もせず、午睡なんかしてしまうと、日曜日だけの印象が強く残って、週末全体が空しかったような感じになってしまう。

 そこで日曜日の朝は早朝寄席に行って、笑いとともに週をスタートさせることを習慣づけた。そして単純な発想だが、従来の土日のパターンを逆転させ、土曜日にゆっくりし、日曜日に動くように変えてみようと思っている。

 かつて週に休みが1日しかなかった当時の生活を振り返ると、それこそ今の土日2日分を上回るような充実感があった。とりあえず、何らかの予定を入れて忙しく動き回っていた。就職して週休2日になってからも、若い頃は子育てにも積極的でこれまた充実していた。

 とにかく暖かくなってきたので、外に出て動き回ることを日曜日にやってみようと思う。月曜日はその疲労ではなく、その勢いでスタートしたいものだ。このテーマについてはいずれまた何度か書いてみたいと思っている。

(秀)