第1463話 ■買い物の動機付け

 中古品を買うにはタイミングが重要だ。迷っていると買い逃してしまう。例えるならば、お見合いのような感じか?。やったこと無いけど。基本的に同じもの、同じコンディション、同じ価格というのは1つしかない。私も実によく迷う。今買うべきか?、見送るべきか?。この判定が難しい。基本的には「迷ったら買え!」である。「また今度と幽霊は出たためしがない」という考えだ。ただ、ここ最近はなかなかそうはいかず、この決心が揺らいでしまう。

 最も迷うのは価格だ。訳も分からず買うわけではないので、それなりの希望価格というのがある。ある程度、数が流通しているものの場合は大きく値段に差が出ることは少ないが、そうでない場合は売り手の言い値ということになる。これが私に言わせれば結構でたらめだ。安かったら問題なく即買いである。高いと思った場合、見送ることが多くなるが、どうしても欲しいとなると、その価格でも買わざるを得ない。その舞台はネットオークションなどになるが、買えなかったときのストレスは相当なものだ。その分のリスクを回避するために高めでも買う場合があるが、余計な出費となってしまう。

 最近は、迷った場合はしばらく時間を置いて、本当に欲しいかどうか、今買うべきかどうかを再考することにしている。人間が成長したのではなく、金銭的な面での原因によるところが大きい。。別に中古品に限った話ではなく、残り1つの商品とかの場合もそうだ。単にその間に売れてしまっていることも、ままある。そんなときは「買うべきではなかったんだ」と諦めるしかない。逆に売れずに残っていたら、「これは自分が買うために残っていたんだ」と解釈して買っている。要は運命論だ。自分で決められないときに、自分の意思のおよばないことで何か動機付けが欲しいのかもしれない。

(秀)