第1585話 ■ネットオークションのやきもき

 ただいま、約1時間後に終了するネットオークションの動向を意識しながら、原稿を書いている。気が散って集中できない点もあるが、何とかこのオークション終了前に書き上げたい。終了までに原稿が間に合わないとなると、原稿に結果を書くことになり、原稿の新鮮度というか、そわそわした面白さがなくなってしまう。

 私はネットオークションという仕組みが好きだ。特に買うときのスリルがたまらない。それに自分が好きな価格で応札できるのが良い。自分が希望する価格で買えないのならば、応札しなければ良い。まあ、そういう建前である。一方、駆け引きの失敗で、最終応札を忘れてしまったりのしくじりで落札を逃がしてしまうと非常に悔しくて、穏やかに眠ることができなかったりする。

 最近、入札で負けが続いている。次点に泣くことが多い。最後のもう一入札を諦めてしまったからの結果であるので仕方がないが、しばらく時間をおいて振り返ってみると、「あれはやっぱり無理しても、落札しておくべきだった」と思うこともしばしば。中古品となると、そう数が出回っているわけでもなく、また価格もはっきりしない。自分の満足度との兼ね合いということになる。

 注目しているオークションは1つとは限らない。終了日時が違うし、品物自体のカテゴリーが違っていたりする。本命が後に控えていれば、落札できなくてもそれほどショックはないし、「両方は買えない」などと、意識にブレーキが掛かって、最後の入札を見送ったりする。しかし、結局は本命も落札できなかったりする。二兎を追うものは一兎も得ず、か。

 金に限りがなく、何の心配もせずに、最初から圧倒的に逃げ切る金額で入札できるのならば、こんな苦渋を舐めることもなかろう。しかし、最初は楽しいだろうが、オークション自体のそわそわ感がなくなってしまって、次第に面白さはなくなってしまうだろう。

 さて、冒頭のオークションの残り時間は約30分。今のところ、最高入札者のままだ。ただ、この金額で逃げ切れることはなかろう。いよいよ正念場を迎える。どうなることやら。

(秀)