2001年

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第605話 ■読書の秋

 秋だ。芸術の秋、食欲の秋、味覚の秋、スポーツの秋。秋の夜長。なら、やはり読書の秋だろう。我が本棚には買ったまま読んでいない本が溢れている。カバーを付けてもらっているので、すぐさま本のタイトルは分からないから、タイトルを見て、「ゲゲ!」って […]

第604話 ■共同募金

 10月1日は暦の上で、様々な日であった。日本酒の日であったり、コーヒーの日、印章(ハンコ)の日、浄化槽の日、法の日であったり。そして、共同募金の開始日として、赤い羽根の日でもある。この日の朝、通勤途中、新橋駅でJRから都営地下鉄に乗り換え […]

第603話 ■ミスターの一番長い日

 前回のコラムで「長嶋監督の辞任」と書いたら、その日のうちに彼が早々に辞任を発表してしまった。あまりものタイミングに我ながら驚いている。このとき、懸案のニュース速報がテレビのテロップとして流れたかどうかは未確認。お気づきの方はご一報を。   […]

第602話 ■ニュース速報

 ドラマ「ブラック・ジャック」を見ていたら、ニュース速報のテロップ。「ついに戦闘開始か?」、それとも「またテロか?」と、一瞬息を飲む。やがて流れて来たテロップは「近鉄バッファローズ優勝」であった。拍子抜け。「何がニュース速報じゃー!」。   […]

第601話 ■オスカー・バルナック

 35ミリフィルムのカメラを初めて作ったのはドイツのライツ社(現ライカ社)であった。そもそも、これは映画用のフィルムである。このフィルムの2コマ分を使い、24ミリ×36ミリのフィルムサイズカメラを作ったのが同社のオスカー・バルナックであった […]

第599話 ■ラジカセの話

 そもそも私の記憶に根付いている最も古いテレコはナショナルの「スナッピー」であった。フィンガー5がCMするカラフルなテレコである。ラジカセの話と言っておきながら、わざわざテレコと言い分けるのは、ラジオが確かなかったからだ。昭和48,9年のこ […]

第598話 ■聞き間違い、勘違い

 某シンガポール紙が伝えたところによると、シンガポールのチャンギ国際空港で今月15日、自分は「ギタリスト」と話していたインド人が「テロリスト」と聞き間違えられ、連れのインド人とともに身柄を拘束される騒動が起きた。  空港ラウンジで、1人のイ […]

第597話 ■ぴあMap文庫

 上京したての者にとって、最初に習得しなければならない能力は「電車に乗ること」だろう。恥ずかしながら、上京するまで首都圏にこれほど多くの路線があるとは知らなかった。高校の時の地図帳を開いて、首都圏の拡大図を見ても、そこに地下鉄の路線は書かれ […]

第596話 ■不幸の尺八

 ビートたけしのオールナイトニッポンに「不幸の尺八コーナー」というのがあった。ことの起こりは、番組終了後に反省会と称して、たけし達がが飲みに行った店に流し風のオヤジが現れ、曲を任せると、ハーモニカで「やしの実」を吹いた。聞いてる方は悪酔いし […]

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