(秀)

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第1948話 ■痛勤電車

 私の自宅からは常磐線緩行線の車両が見える。高架になっていて、朝夕には数分と空けない感じで頻繁に電車が通って行く。その距離、百メートルはないくらいで、車両内の混雑具合が人影の様子で分かる感じだ。台風の日など、ここからちょっと先の江戸川の鉄橋 […]

第1947話 ■腕時計

 スーツを着る機会がめっきりなくなったせいもあり、腕時計に対する思い入れもずいぶんとおざなりなものとなってしまった。当時持っていた腕時計のうちの幾つかを、勤めに出るようになった息子に渡し、そのまた残りもほとんど手放してしまい、手元にあるのは […]

第1946話 ■保護者会って?

 千葉県松戸市の小学生女子が同県我孫子市で遺体となって遺棄されていた事件は、彼女が通う小学校の保護者会会長が容疑者として逮捕された。あくまでも容疑者の段階で、容疑は死体遺棄。ただし、逮捕の物的証拠として「DNA型が一致(一部報道では「酷似」 […]

第1945話 ■「週刊100円ショップ」

 そういう名前のブログを始めようかと思った。「週刊100円ショップ」。平均でも毎週の様に100円ショップに行き、多い週なら2、3回にもおよぶ。駐車場や品揃えの点から、私のお気に入りはやや遠いが2階建ての、このあたりでは最も大きな店舗だ。家族 […]

第1943話 ■うどんとそばと出汁の関係

 人生の半分以上を関東で暮らしている。上京当時、あんなに抵抗があった濃い出汁のそばも、やがて、十分に味を楽しめるようになった。逆に今となっては、とんこつラーメンの味への親しみが次第に薄れてしまい、九州に帰った際に食べても、味に若干の違和感を […]

第1942話 ■満18年を過ぎて

 娘達はいつもの職場と学校に出掛けて行く。自分は、と言えば、布団を畳み、横のデスクに腰を下ろした状態から出社完了。何も変わらない春が訪れた。娘達は行った先では多少の変化はあるだろうが、自分や家人には全く変化のない日々。ちょっと世間から置いて […]

第1941話 ■休日の午後2時

 休みの日の2時。14時のことだ。週末の2連休のいずれかと思うとやや面倒なので、日曜日だけが休日だった頃を思い出し、その日曜日の午後2時と仮定する。何となく、その時間から出掛けるのをためらったりする、微妙な時間の境が休日の午後2時ではなかろ […]

第1940話 ■学歴偏重と労働市場のギャップ

 小中学校の時代の自分を軸に考えると、それからしばらくの間、私は「洗脳」を受けていたと言わざるを得ない。なまじ進学校の高校に入学したため、周りにはストイックなまでに、勉強をしている人が多かった。学校の先生は私達を煽って競わせ、それで全体的な […]

第1939話 ■近未来の働き方に関する懸念

 プレミアムフライデーとあっても、初回はまだその恩恵を受けた人はごく少数であったようで、どこ吹く風、と言った感じの人が多かったみたいだ。本当にこのような動きが定着するのか、私としてはやや疑問を感じている。ちなみに今月の最終金曜日は31日。年 […]

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