(秀)

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第388話 ■給食の時間

 人の食に関する嗜好は12歳頃までに決定されるらしい。そのせいか、いくらうまいと聞かされて連れていかれた荻窪のラーメンでも、醤油味の東京ラーメンでは納得いかない。おまけにこのような店は近所の中華屋のそれより高かったりする。たまに田舎に帰りた […]

第387話 ■あばれはっちゃく

 東野英心さんの急死を悼み、今日は「あばれはっちゃく」の話を書こうと思う。  昭和50年代の初頭から中頃までの子供が見る番組には実写物が結構多かった。いわゆるヒーローものとは違い、小学生を主人公にしたドラマである。ざっと数え挙げただけでも、 […]

第386話 ■花押

 辞書などによると、「古文書などで、名前の下に判を押すかわりに書く、図案化された署名の記号。書き判」、などと説明されている。日本は印鑑文化であるが、かつての偉い人々はこの花押を自らのサインとして使用していた。その名残が今も生きているのは大臣 […]

第385話 ■ポスト森

 先週末の加藤元自民党幹事長の発言から政局が揺れている。数週前の世論調査の数字から、ポスト森という話題がかなり現実味を帯びて来た。なにしろ支持率20%を割れば政権末期と言われているから。そして、加藤氏の発言は次第に勢いを増している。内閣不信 […]

第384話 ■閉塞感

 人間生きていりゃ、多少の嫌なことはあるだろうし、行き詰まりやこれから先のことへの不安もあるに違いない。もちろん、私も例外ではない。この行き詰まりやドン詰まりの状態を表現する言葉に「閉塞感」という言葉がある。あまり日常的に用いる言葉ではない […]

第383話 ■楽曲分析

 最近は曲の歌詞をなかなか覚えられなくなった。かつて覚えた歌詞などは二十数年経とうとはっきり思い出せるのに、最近は思い出すどころか、覚えることもスムーズにはいかない。曲の長さもかつての1曲約3分という暗黙のルールが無くなったのか、4分後半や […]

第382話 ■なつかしい車の話

 今はトヨタの某ミニバンに乗っているが、本当のところ、別に欲しい車がある。それは「ホンダS800」という車だ。若い人や車にあまり興味のない人には説明が難しいが、文字通り排気量は800cc。2シーターのオープンカーである。昭和40、1年の生産 […]

第381話 ■歴史の書き直し

 上高森遺跡の出土品ねつ造事件に注目。ことの善悪について論じるつもりはない。そんなものはありきたりの他のコラムでも十分であろう。私流に今回の事件を見てみると、各紙が朝刊の一面で報道していたようだが、率直なところ、「それほどの騒ぎか?」と思え […]

第380話 ■安定なねるとん?!

 前話、「安定な結婚」からの続き。  一時期ほどではないが、「ねるとんパーティ」なるものの存在は根強く支持されているようだ。ますますの晩婚化や出会いの少ない人々には手軽なきっかけとしての地位を確立したのだろう。ところで、前話の「安定な結婚」 […]

第379話 ■安定な結婚

 コンピュータのアルゴリズムを紹介した本に、「安定な結婚」というものが掲載されていた。結婚の意志のある同数の男女が必ずカップリングできるという理論で、そのカップリングをコンピュータ処理するためのプログラムが掲載されている。必ず相手が見つかる […]

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