落語

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第1639話 ■永久欠番の名前

 古今東西で一番有名な落語家は五代目古今亭志ん生だろうと思う。ほとんどの人が志ん生という名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。既に他界して久しく、志ん生という名前はこの五代目を最後に絶えている。彼には二人の息子があって、これまた両名とも故人で […]

第1618話 ■甚兵衛さん

 落語に出てくる登場人物は単純に役どころにより、パターン化されている。若旦那となると、孝行息子は存在せず、ほとんどが店の売上をかすめて、遊びほうける放蕩息子と決まっている。また、ちょいと抜けた感じの男は与太郎。そそっかしい、八っつあんに熊さ […]

第1615話 ■落語CDの雑誌

 以前(第1580話)、隔週刊で発売されるDVD付きの落語の雑誌について書いた。そして今回は別の出版社から隔週でCD付きの落語の雑誌が発売された。今となってDVDの雑誌について書いたコラムを読み返してみると、そのときと今では心境が大きく異な […]

第1604話 ■君こそスターだ!集会

 我が家の末娘が通う小学校の校長先生は、確か3年ほど前に赴任して来たかと思うが、なかなかのアイデアマンのようだ。本人にとっては前任校でもやっていたことを普通にやっているだけなのかもしれないが、ずっとそこの学校にいるしかない子どもたちやその父 […]

第1603話 ■(秀)のブログ

 今年は小学校の運動会が秋から春に移り、秋の風物詩なる運動会がなかったためか、秋がすっぽり抜けた感じで急に寒くなってきて、今年ももう師走を迎えた。年々時間が経つのを早く感じるのは今年も変わらず、胃袋にも財布にも厳しい師走がやってきた。  早 […]

第1591話 ■「時そば」で考える江戸時代の時間

 落語の「時そば」をご存知だろうか?。ある男が屋台でそばを食うのだが、この男、そばが出てくるタイミング、器、出汁、麺、具のちくわ、ついでに割り箸までも褒めちぎる。そして勘定を払う段になって、「細かいのしかないから」と1文銭をそば屋の主人の手 […]

第1587話 ■「時そば」で考える貨幣価値

 時代劇を見ていて、千両箱なんて出てくるけど、実際それって今ではいくらぐらいなんだ?、って思った事はないだろうか?。私は落語を聞くようになってから、噺に出てくる金額がとても気になっていた。今日はこのあたりをすっきりさせたい。  せっかくなの […]

第1580話 ■落語百選DVD

 「やっぱり」、と言うか、「ついに」、と言うべきか、出版社のディアゴスティーニから「落語百選DVDコレクション」というDVD付きの雑誌が発売された。週刊ではなく隔週刊だが、DVDには毎号2話の落語が収録されている。早速買い求めた。創刊号は「 […]

第1560話 ■くすぐり

 今日は久しぶりに落語をネタに話を書いてみることにする。落語は文字通り、「落とし噺」と言われるように、その多くは最後に落ち、サゲというものがある。噺家によって、このサゲが微妙に違ったりしているが、古典落語の場合はだいたい決まったサゲになるこ […]

第1547話 ■追悼 赤塚不二夫先生

 先週土曜日に赤塚不二夫氏が亡くなった。私個人のショックの度合いとしては、手塚治虫氏、藤子F不二雄氏の死去時以上に大きい。  やはり「天才バカボン」だろう。それ以前に、「おそ松くん」を見て、イヤミのシェーはやったし、「もーれつ ア太郎」を見 […]

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