第1604話 ■君こそスターだ!集会

 我が家の末娘が通う小学校の校長先生は、確か3年ほど前に赴任して来たかと思うが、なかなかのアイデアマンのようだ。本人にとっては前任校でもやっていたことを普通にやっているだけなのかもしれないが、ずっとそこの学校にいるしかない子どもたちやその父母たちにとっては、そんなことでも新鮮なことに映る。

 まあ、それらを改革と呼ぶとすると、いくつか改革があるが、その中でも「君こそスターだ!集会」というイベントに私は一番関心がある。父母たちには公開されていないため、娘の言葉によりそれを想像するに、子どもたちの代表により、体育館で行われる、一発芸コンテストのようなものだ。今風に言えば「~レッドカーペット」。

 まずはクラス単位で予選会が行われ、その代表が体育館での本番に臨むそうだ。先日、その予選会が行われ、我が娘は2年3組の代表に選ばれた。出し物は「寿限無」。落語自体をやるわけでなく、ただ「寿限無」の台詞を言ううだけであるが、それでクラス代表に選ばれた。本番の席では座布団が用意されるらしい。本番での結果は果たしてどうなることやら。

 これで彼女が人前に出ることに味をしめたら、来年は形なりにも落語を教えてあげて、演じさせてみたい。「時そば」あたりはどうだろうか?。毎年、落語をやる子として、周囲に認知させたい。

(秀)