雑誌

10/11ページ

第305話 ■「おいしい」と「おいしく」の違い

 校長先生はいつもの子供相手で相当ストレスがたまっているのだろう。父兄には何かと小難しい話を仕掛けて来る。先日の話題は「人間的欲望と奴隷的欲望」と題されていた。話の切り出しは結構卑近な話題である。「『おいしいものを食べたい』と『おいしくもの […]

第251話 ■オークションの罠

 ネット犯罪について色々と報道がなされているが、ハッカーやクラッカーなどを除けば、ほとんどが詐欺紛いの犯罪で、全然ハイテクなものではない。代金を支払ったのに商品が届かなかったり、商品を送ったのに代金が支払われないというものである。さも、「イ […]

第242話 ■訂正人語

 誤字ではない。これは本のタイトルである。そもそもは想像の通り、朝日新聞の「天声人語」に対する洒落だ。これは、新聞や雑誌の訂正記事だけを集めて本にしたものである。「噂の眞相 編集部」の発行とあって、B級路線と言うか、サブカルチャーの匂いであ […]

第199話 ■「なんだ、バカヤロー」 ~追悼

 「元ドリフターズの荒井注さん急死」。このショッキングなニュースに接したのは9日の昼休みだった。「なんだ、バカヤロー」、「ジス・イズ・ア・ペン」。文字で書いてしまうとどこがおかしいのか、ちょっと変な気分であるが、これらは彼を語る上で重要なキ […]

第158話 ■着メロ ~LOVEマシーン

 みなさんはどんな着メロを使っているだろうか。ちょっと前、会社で毎日決まったように、終業直後、ある後輩の携帯が鳴りだした。着メロは笑点のテーマ。オフィスに笑いが溢れ、緊張がゆるむ瞬間である。携帯の着メロはそもそもの好き嫌いが、かなりはっきり […]

第154話 ■カジノバー

 借金とデノミの話の続きが何故「カジノバー」というタイトルか疑問をお持ちの方も多いと思うが、まずは読んでくれ。もう7年ぐらいになると思うが、六本木のとあるカジノバーに仕事帰り、仲間数人と出かけた。そのバーのカジノはお遊びで換金や景品との交換 […]

第127話 ■電波時計

 書くネタが尽きたので、今回は自慢話でお茶を濁すことにしよう。’92年頃だったと思うが、ある情報系雑誌(DIMEとかMONOマガジンとかのことね)でその腕時計を見た。「欲しい!」。けど値段は10万円。すぐに買える金額でない。雑誌 […]

第121話 ■スーパーカーブーム

 当時のランボルギーニカウンタックの人気と言えば、ポケモンで言えばピカチュウのごとき、まさに一人勝ち状態であった。不思議と両方とも黄色い(別の色のカウンタックももちろんあるが)。2,200万円という値段に対し、「今から無駄遣いせずに小遣いを […]

第80話 ■もんじゃの作法

 私のもんじゃデビューの地は浅草である。雷門の前の道を合羽橋方面(隅田川とは逆の方向)に5分ほど歩くと、かつて昭和初期頃までは日本一の歓楽街であったと言われる、六区にたどり着くが、その手前に「すしや通り」という細い、アーケードの通りがある。 […]

1 10 11