第1546話 ■麻生、総理への道のり??

 「こんにちは、麻生太郎です」って具合に私がもし、麻生太郎だったら、今回の内閣改造に伴う、党人事異動で党幹事長なんて絶対に引き受けていない。そう思うと麻生太郎という人は一体何を考えているのいるか、さっぱり分からない。

 麻生幹事長は誰からも「次の人」と目されている。そこで考えなければならないのは、福田内閣終焉のシナリオである。今回の内閣改造でも支持率が低迷した場合は即退陣なんて噂もあるが、果たしてどうだろうか?。支持率が回復するかどうかはさておき、果たして辞めるのか?。もしこのシナリオの場合は麻生総理誕生が現実的になる。

 一方、内閣支持率の如何に関わらず、福田内閣が続いた場合の次のチェックポイントは総選挙となる。福田総理は今回の新内閣と新党執行部で総選挙を戦うつもりだろう。選挙に勝てば福田内閣が続くことになり、麻生総理の登場に待ったが掛かる。一方、選挙に負けてしまえば福田総理は退陣。しかし、幹事長も責任を取る立場にあるため、次の総理・総裁とはいかない。

 今回の幹事長はこのような貧乏くじの立場にある。そんなことぐらい簡単に想像できると思うが、それでも幹事長を引き受ける理由がさっぱり分からない。総理への道は遠のくばかり。

(秀)