第1674話 ■本を買うまでのアクション

 私が本屋で本を買うほとんどのケースは衝動買いで、逆に探している欲しい本がそのまま本屋に並んでいることは少ない。そこで私の場合、その本を手に入れるために次のようなアクションを起こす。基本的に本屋を次々と訪ね歩くようなことはしない。

 まず、インターネットのアマゾンのサイトでその本に関する情報を収集する。出版社名や価格、それに読者の評価などを見る。ついでに中古本の出品状況も見る。だいたいの場合、このタイミングでは買わない。本の価格がアマゾンで送料が無料になる千五百円未満のケースが多いからだ。但し、欲しい本などが複数あって、まとめて代金が千五百円以上となれば、即注文ボタンをポチっとやってしまう。

 もし、本の価格がある程度高く、出版から時間が経っていれば、中古本がネットオークションに出ていないかを調べる。ただ、オークションは最終的にいくらで買えるか分からないので、結構くせものだ。送料の負担もある。そこで、駅前のブックオフでも探してみる。けど、ここで見つかる確率は結構低い。それに最近はあまりブックオフに立ち寄っていない。むしろ、目的の本が見つからなくて、ついでだからと他の本を買って帰ることがしばしば。

 この時点で入手できていなければ、ヤフーショッピングを利用する。セブンイレブン留めであれば送料がかからないのがうれしいが、納期の面でかなり不満な点がある。今のご時世のスピード感からすれば、入手までの数日というのが納得いかない。それでもまあ、本屋に出向いて取り寄せを依頼するよりも、自分のペースで好きな時間にインターネットで注文できるのは良い。

 注文したからにはすぐにでも手に入れたいのが人情だ。その間に外出先などでいつもと違う本屋に入って、目的の本が置いてあると非常に悔しい。ネットでの注文のキャンセル期限も過ぎているため、待つしかない。それ以上に、その本を手に取って、ページをペラペラと中身を眺めてみて、「つまんねー」とか「買うまでの本ではないな」と思ったときはもっと悔しい。

(秀)