2000年11月

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第396話 ■ラッシュアワー

 「なんかこれ、やばいんじゃないかな?」という感じが最近ある。身の回りの個人的なことではない。社会全体がどっかやばい。ヘッドフォンからはGAKU-MCの「ラッシュアワー」という曲が流れている。最近は通勤途中にまさにこの「ラッシュアワー」を聞 […]

第395話 ■仲間意識と世代の壁

 最近は人と人のつながりが希薄で、とりわけ組織を通じてのつながりという点ではその傾向が強い気がする。卑近な例では会社の上司や同僚達と飲みに行くことが少なくなった。私が会社に入った当時(10年程前)には残業が一段落ついたあたりで上司の「これか […]

第394話 ■判断と選択

 人生は判断と選択の繰り返しである。就職先や結婚相手選びは言うに及ばず、昼食を何にするか、やるべき仕事の順番をどうするかにおいても判断と選択が必要とされる。もちろん、こんなものの判断は些細なことで、その人の人生に影響を及ぼすとは到底思えない […]

第393話 ■酸っぱい葡萄

 ものごとが自分の思い通りにいかないことが多いのは世の常である。多分に思い描くことがひいき目で、阻害要因などを避けて計画してしまうことが原因であろう。さて、物事がうまくいかないとなると次に人々はどうするか。ある者は別のものにそのターゲットを […]

第392話 ■ただいま、準備中

 そろそろ、まぐまぐによる「秀コラム」のメルマガ配信を始めて一年になる。当初100人足らずで始めた読者数も、現在は560人ちょっと。欲を言えばきりがないが、せめてはもう少し読者数が欲しいところである。願わくば、1,000人台。  読者の中に […]

第391話 ■古本屋

 最近、古本屋に行くことが多く、自分としてはちょっとしたマイブームになっている。漫画のコミック本を自分のために買うことはほとんどないが、妻や子供達にコミック本探しを頼まれているので、少女コミックも含めて店をくまなくうろうろしなくてはならない […]

第390話 ■加藤君の諦め

 政局の混乱は意外にもあっけない形で第一幕を閉じた。まさかの欠席。私の先日の第一幕の予想は外れてしまったし、今回の事態については全く予想できなかった。後付けのようで心苦しいが、自民党主流派が本会議決戦を口にした時点で、「不信任決議案の票読み […]

第389話 ■キューティーハニー

 私の携帯の呼出音は現在、キューティーハニーのテーマである。1ヶ月ほど前、銀座で「いとしのエミー」という芝居を見に行った時の話。開演間際に誰かの携帯がどこかで鳴り始めた。しかも大音量で。みんなは周りを見回し、その憎っくき発信源を探しまわる。 […]

第388話 ■給食の時間

 人の食に関する嗜好は12歳頃までに決定されるらしい。そのせいか、いくらうまいと聞かされて連れていかれた荻窪のラーメンでも、醤油味の東京ラーメンでは納得いかない。おまけにこのような店は近所の中華屋のそれより高かったりする。たまに田舎に帰りた […]

第387話 ■あばれはっちゃく

 東野英心さんの急死を悼み、今日は「あばれはっちゃく」の話を書こうと思う。  昭和50年代の初頭から中頃までの子供が見る番組には実写物が結構多かった。いわゆるヒーローものとは違い、小学生を主人公にしたドラマである。ざっと数え挙げただけでも、 […]