第515話 ■計算式
「君!、この資料の数字間違ってるじゃないか?」。オフィスに上司の声が響く。急いで彼の席に駆け寄ると、彼は電卓を手に報告書の数字を何度も計算し直している。「ここだよ、ここ」。彼はパソコンよりも自分の電卓の方を信用している。確かに彼の指摘通り […]
「秀コラム」はコラムのデパートです。デパートのごとく、幅広いテーマを対象に辛口&懐かしさに面白さをミックスしてお届けします。
「君!、この資料の数字間違ってるじゃないか?」。オフィスに上司の声が響く。急いで彼の席に駆け寄ると、彼は電卓を手に報告書の数字を何度も計算し直している。「ここだよ、ここ」。彼はパソコンよりも自分の電卓の方を信用している。確かに彼の指摘通り […]
<前号からの続き> 例えば、時計のコレクションは簡単である。金さえあって、多少のうんちくが語れればコレクターになれる。技術など一切必要とされない。それに引き換え、満足な写真も撮れないのに、高価なカメラを買い集めるのはむなしい。弾けない楽 […]
私のコラムの心の師は泉麻人氏である。勝手な思い込みにすぎないが。氏のコラム本に「コラム百貨店」というのがあって、それにあやかり「コラムのデパート」という冠を付けた次第である。これまた、勝手な思いでしかない。 氏の最近の新刊文庫本に「東京 […]
子ども達の遊びの中には危険を伴うため、学校からのお達しで「禁止」となるものがある。対象は火を使ったり、弾が飛び交うようなもの、あるいは交通上の危険にさらされるものなどが主であるが、中には今回話をするような一見健康的な遊びも禁止の対象にされ […]
外で遊ぶ遊びとなると、それなりの人数が必要となるものが多い。鬼ごっこもかくれんぼも2、3人で遊べるものではなく、10人までとは言わなくても、やはり5人以上いないと面白くなく。逆にこの人数でテレビゲームで遊ぶのは難しい。今の子ども達が外で遊 […]
営業の応販で客先同行した(←サラリーマン以外の人にも通じるかな?)。久しぶりの外出である。ついでに良い天気だ。そつなく仕事も終わって、会社へ戻るために地下鉄の駅に向かっている最中、スターバックスを発見し、「休憩」と称し、店へと吸い込まれて […]
随分と時間が経ってみると、怖かったり、ちょっと変な先生の方が懐かしく思い出されるものであるが、何事も度を過ぎてしまうと元も子もない。そんな事件の話。金曜日の夕方にニュースのサイトをインターネットで見ていたら、「校長はねた『金髪先生』のあき […]
私達が遊んだ、かくれんぼのルールというのは穏やかなものだった。鬼は電信柱なりのポイントをベースに隠れた子を探し回り、見つけたときには「○○君、けったい(語源不明。『見ーつけた』と同義であることは確か)」と言って、そのポイントにタッチすれば […]
我が家では(と言っても、長男と私だけであるが)「こま」がちょっとしたブームである。木ゴマ、地球ゴマ、ベーゴマ、それに流行の「ベイブレード」(第461話参照)も外していない。そもそも今回のブームはベイブレードに始まった。ベイブレードとは、平 […]
「いとこ」とは非常に微妙な関係である。何しろ、少なくとも片方の親同士は兄弟で、同じ祖父母を持つわけだ(例外の場合もあるだろうが、この際は目をつぶろう)。しかしながら、半分ほぼ同じような血統を持っていながらも、いとこ同士が公正や平等という環 […]